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災害時に役立つ公衆無線LAN「00000JAPAN」使い方と注意点を紹介

「00000JAPAN」というのはご存知でしょうか?まだ普及しているとは言えないサービスですが、実は災害時に役立つサービスなのです。

この記事では、公衆無線LAN「00000JAPAN」について詳しく解説しています。

利用可能な場所や使い方、利用する上での注意点を解説しているので、この記事を読むだけで公衆無線LAN「00000JAPAN」について理解できる内容になっています。

災害時に役に立つサービスになっているので、災害対策の知識として活用してください!

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公衆無線LAN「00000JAPAN」とは?

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公衆無線LANとは、大規模な災害が発生してインターネットが使えなくなった場合に、被災者が安否確認や情報収集をしやすいように、すでに設置してある公衆無線LANが無料で開放されるWi-Fiスポットのことです。

自治体や通信事業に関わる企業が協力して提供しているもので、「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」ともいいます。「00000JAPAN」はネットワーク名(SSID)のことを指します。

このサービスは、大規模な災害が発生してから72時間以内に提供が開始されます。72時間は人が飲まず食わずで生存できる時間とされていて、このサービスで1つで多くの命を守るために役立ててほしい、という願いが込められているのです。

2016年4月に発生した熊本地震で初めて発動され、以降地震・豪雨・台風・火山の噴火・大規模火災などで発動実績があります。

公衆無線LANはいろいろあるけど違いはなに?

大手キャリアの携帯電話会社、コンビニ、自治体、企業とさまざまなところで公衆無線LANは提供されています。

通常は契約をしないと利用できない有料の公衆無線LANだったり、無料であってもメールアドレスの登録や、パスワード設定、利用回数制限があったりします。

それらを災害等の緊急時に、無料で開放するのが公衆無線LAN「00000JAPAN」になります。無料かつID・パスワード設定や利用制限不要なのが大きな違いですね。

勘違いしやすいのですが、全国に設置してある公衆無線LANのすべてが無料で開放されるわけではありません。この取り組みに提携している自治体や企業が好意で提供しているサービスなので注意しましょう。

公衆無線LANの設置場所

災害時に利用できる無料の公衆無線LANの主な設置場所は、大手キャリアの携帯電話ショップ以外にも以下で検索できます。

また、自治体や企業によって公衆無線LANを提供している所があるので、お住いの地域のホームページ等を確認してみてください。※全国の自治体で提供されているわけではないので、必ずしもお住いの地域の自治体で公衆無線LANを提供しているとは限りません。

公衆無線LAN「00000JAPAN」の利用可能な機種

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Wi-Fi接続できるすべての機種で利用可能です。災害時に開放される無料の公衆無線LANは、契約している携帯電話会社以外でも利用できるので、格安スマホなどでもWi-Fi接続ができれば利用できます。

もちろんスマホだけでなく、ノートパソコンやタブレットでもWi-Fi接続ができる機種であれば利用可能ですよ!

いざという時に探し回ることがないように、仕事先や自宅周辺のWi-Fiスポットを確認しておくことが大切ですね。

ちなみに、「00000JAPAN」というネットワーク名は、緊急時に素早くネットワーク名(SSDI)を見つけることができるように名付けられています。「00000JAPAN」が開放されたときには、ネットワーク選択の一番上に表示されているはずです。

公衆無線LAN「00000JAPAN」の使い方

この項目では、公衆無線LANの使い方を解説します。簡単に設定できるので、覚えておくと災害時に役立ちますよ!

接続の仕方

1.使用しているスマホかパソコンの「設定」から「Wi-Fi」をONにする

2.ネットワーク選択の画面に表示されている「00000JAPAN」を選択する

これだけです。Wi-Fiを使用したことがない方は、一度Wi-FiをONにするとどんな画面に切り替わるのか試してみると練習になりますよ!

接続の解除

1.使用しているスマホかパソコンの「設定」から「Wi-Fi」を選択

2.ネットワーク選択の画面に表示されている「00000JAPAN」を選択する

3.「切断」もしくは「削除」を選択

同時に「自動接続」もOFFにしましょう

これで、接続が解除されます。

もう1つの方法として、使用しているスマホかパソコンの「設定」から「Wi-Fi」をOFFにしても接続が解除されます。再度接続したいときは、「接続の仕方」で説明した事を繰り返せば接続できますよ!

ポイントとして、自動接続は解除しておくことを勧めます。理由は次の項目で解説しますね。

公衆無線LAN「00000JAPAN」を利用するうえでの注意点

セキュリティ対策がされていない

パスワードやIDが不要で利便性が高い反面、通信の暗号化等のセキュリティ対策がされていません。ですので、個人情報が知られたり、通信内容の盗聴といった情報の漏洩が起こる可能性があります。

対策として、ネットバンキングやネットショッピングといった個人情報を入力するサイトの利用は避けましょう。また、機密情報等の内容が含まれる会話も避けるべきです。

あくまでも緊急用として、災害用伝言版を利用した被災者の安否確認や情報収集に限定して利用するようにするのが安全な使い方です。

偽の「00000JAPAN」に注意を

セキュリティ対策がされていないということを利用して、同じネットワーク名の「偽00000JAPAN」を使った犯罪が起こる可能性があります。

このようなアクセスポイントに接続すると、偽のログインページやウェブサイトにとばされ、個人情報が盗まれたりする可能性があります。

やっかいなことに、ネットワーク選択の画面だけでは偽物か本物かを判断できないのが実状です。まったく同じネットワーク名が2つ並んでいるなんともいえない光景ですね。

対策としては、ネットワーク選択の画面で「00000JAPAN」が2つ表示されたら、どちらにも接続しない事です。離れたWi-Fiスポットへ移動して接続するのが確実でしょう。

どこにいても接続可能ではない

自宅でWi-Fi接続している方ならわかると思いますが、アクセスポイントには有効範囲があります。携帯の電波のように広範囲に広がっているものではありません。

アクセスポイントの電波の範囲は、障害物により変わってくるので一概に言えませんが、およそ20m~50mほどになります。

つまり、そこまで近づかないと公衆無線LANは利用できないということになります。利用したい方は、最寄りの無料開放しているWi-Fiスポットまで足を運ぶ必要がありますね。

先程の「偽00000JAPAN」につながりますが、近くにWi-Fiスポットがないのに「00000JAPAN」が表示されていた場合は、「偽00000JAPAN」の可能性があるので接続しないようにしましょう。

まとめ

災害が発生してインターネットに接続できなくなった場合でも、被災者が安否確認や情報収集をしやすいようにと提供されている公衆無線LAN。

Wi-Fi接続が可能な機種なら、契約している携帯電話会社関係なく、どなたでもID・パスワード不要で利用ができるサービスです。

利便性がある分、セキュリティ対策がされていないので、個人情報を入力したり機密情報を含む内容の会話は、情報の漏洩の可能性があるので避けるようにしたいですね。

あくまでも緊急用の安否確認や情報収集のために利用することが大切です。このサービスを利用することにより一人でも多くの命が救われるよう、利用する側も上手に活用していきたいものですね。

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