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乾電池スペーサーがおすすめできない理由は?電池の仕組みと共に解説

乾電池の買い置きがない場合の非常用として役立つ乾電池スペーサー。結論から言えば、備蓄用としてはオススメできません。

この記事では、乾電池スペーサーが備蓄用にオススメできない理由を解説しています。特に乾電池スペーサーを多用している方は必見です!

オススメできない原因となる、乾電池の仕組みについてわかりやすく解説しているので、「電気が苦手!」という方でも理解しやすい内容になっています。

他にも、どんな乾電池が備蓄用に適しているか、備蓄する際のポイントも併せて解説しているので、乾電池の仕組みを理解して無駄なく使用することができるでしょう。

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単一~単四乾電池の違いは容量の違い

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単一~単四、これらの違いは電池内に溜め込んでいる電気の量です。見た目通り一番小さい単四電池が溜め込んでる電気の量は少なく、一番大きい単一電池は溜め込んでいる電気の量が多いことになります。

具体的にどのくらいの容量なのか、今回は乾電池スペーサーを使う際に、使用頻度の多い単三電池と単一電池で比べてみましょう。

単三電池を『1』とすると、単一電池は約5倍もの容量があります。この容量の差が、後述する乾電池スペーサーのデメリットとなります。

乾電池は小さいサイズほど抵抗が大きくなる

電池の電圧は1.5Vで、エネループなどのニッケル充電池は1.2Vです。これは、単一電池だろうが単四電池だろうが変わりありません。電流に関しても、電池の大きさは関係なく一定です。

ただ、電気はどんな時でもスムーズに流れるわけではなく、電気の流れを邪魔する抵抗(Ω:オーム)というものが存在します。実は、電池のサイズが小さくなるほど抵抗が強くなります。

同じ機器に単一電池を使用した場合と、単三電池を使用した場合では、単三電池の方が抵抗が強いので安定して電気が流れません。その分負担がかかるため、電池の消耗も激しくなります。

単一電池は単三電池と比べると抵抗が少ないので、無駄な消耗が少なく大きな電気を安定して流すことができます。消費電力の大きなものに単一電池を使用するのには、このような理由があるからなんですね。

乾電池スペーサーのメリット・デメリット

災害への備えとして、乾電池スペーサーを用意している人もいるのではないでしょうか。

この項目では、乾電池スペーサーの特性を正しく理解して、無駄なく乾電池を使用するために、変換アダプターのメリットとデメリットを紹介します。

乾電池スペーサーのメリット

備蓄品を選ぶ際に、使用する電池の種類で悩むことがないく、電池を新たに用意する必要がないというメリットがあります。

例えば、単三電池を使用するランタンの光度が弱いため、単一電池を使用した光度の高いランタに変えることが可能になります。

その際、乾電池スペーサーがあるので、わざわざ単一電池を用意する必要がなく、前もって用意してある単三電池だけで賄えることができるわけですね。

乾電池スペーサーのデメリット

同じ機器に『単一電池を使用した場合』と、『単三電池+乾電池スペーサー』とを比べると、圧倒的に電池のもちが悪いです。

前の項目でも解説しましたが、単三電池は単一電池の5分の1の容量しかないので点灯時間は単一電池の5分の1になります。

乾電池スペーサーによっては、単三電池を3つ使用するものがありますが、それでも5分の3しかもちません。

また、使用する機器と乾電池スペーサーによっては使用できない場合があります。これは、各メーカーごとのスペーサーの形状が違うために起こります。ですので、実際に機器に使用するまでスペーサーが使えるかわからないのが欠点です。

ちなみに、同じ単三電池でも、アルカリ乾電池とエネループとでは電池の大きさが若干違うのはご存知でしたか?

こうした電池のサイズの違いも、機器によって乾電池スペーサーが使えない原因の一つになります。

備蓄をするならスペーサーではなく単一電池を揃える

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乾電池スペーサーを用意するのであれば、単一電池を備蓄した方がお得です。単一電池と同じ容量分の単三電池5本に対して単一電池1本の値段を比べると、単一電池1本の方が安いからです。

しかも、乾電池スペーサーが機器に使えなかった場合は無駄な買い物になってしまいます。どの乾電池スペーサーなら使えるのか悩むくらいなら、はじめから単一電池を用意した方が確実ですし、悩んでいる時間の節約にもなります。

単一電池を使用する機器を使う場合は、単一電池を備蓄した方がコストや電池の使用量の面で断然お得です。乾電池スペーサーがオススメできないのは、こうした理由からです。

乾電池スペーサーはあくまでも非常用として、使用する機器に合った電池を備蓄しておくことをオススメします。

備蓄用の乾電池は充電式じゃないものを

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日常で使用する分にはエネループといった繰り返し使える充電池のほうが役立ちますが、備蓄用の電池としてはオススメできません。なぜなら、停電になったら充電できないためです。

ポータブル電源を備蓄しているのであれば充電池でも構いませんが、ポータブル電源を備蓄していない場合はアルカリ電池を備蓄した方が電池切れの心配がありません。

充電池を使用している方は、日常用と備蓄用とで別々に電池を用意するようにしましょう。

さて、ポータブル電源という聞きなれない単語がでてきましたね。ポータブル電源は家電が使用できるほどの容量の大きい蓄電池です。近年、災害への備えとして注目を集めているものです。

備蓄品は単三電池を使用するものに統一すると管理が楽

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当サイトでは、必要な備蓄品はすべて単三電池を使用するものに統一しています。理由は電池の管理が楽なのと、単一電池と比べて安く手に入るためです。

とはいえ、ランタンなどの照明器具は、単一電池を使用するもののほうが明るいのは確かです。

ですが、単三電池を使用するランタンであっても、部屋で読書ができるほどの明かりを灯してくれるので十分役立ちます。単三電池を使用するための機器なので、単三電池の性能を無駄なく発揮することができるメリットがあります。

電池の使用期限が迫ってきても、使用頻度の多い単三電池なら、目覚まし時計やリモコンといった家電に転用できるので無駄に捨てる事はありません。

まとめ

単一電池から単四電池まで様々な種類の電池がありますが、違いは電気を溜め込んでいる量です。

すが、電池が小さいほど電気の流れを邪魔する抵抗が大きくなるので、同じ機器で使い比べてみると単三電池の方が消耗は大きく、単一電池の方が消耗は小さいので長持ちします。

乾電池スペーサーはあくまでも電池切れの際の保険として使用すれば、無駄なく電池を使うことができます。

また、備蓄品に使用するものを単三電池で統一することは、電池の管理が楽になり単一電池よりコストがかからないメリットがあるので、これから備蓄を始める方は単三電池を使用する機器に統一することを強く勧めます。

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