2019年10月12日に日本に上陸した台風19号。記録的な大雨により、各地で甚大な被害をもたらしました。史上最大級の台風として、様々なメディアで台風に関して警戒するよう呼びかけもありましたね。
そんな中、台風による被害を見越して、台風が直撃する前に買い物をした人も大勢いたのではないでしょうか。この記事では、台風が直撃する日にスーパーに買い物にいった時の状況を取り上げています。
実際にどんなものが品切れになって、どんなものが売れ残っていたのか知ることができる内容になっていますよ!
また、実際の状況を見て気が付いたこと、震災で被災した経験をもとにこうした方がよかったかな、と感じたことを記しているので、水や食品を備蓄する際の参考にしてみてください!
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目次
台風直撃に備えて買い物客が求めたもの「水」

水は大型のペットボトルから小型のペットボトルまでキレイさっぱり売り切れていました。飲料・料理・洗い物なんにでも使えますからね。
ですが、お茶やジュース・炭酸水といった飲料水は売れ残っていたのが意外でした。飲料用として割り切れば貴重な水分なので、このあたりは狙い目です。手に入る時に購入するのが得策です。
特に飲料用は毎日消費するので、災害による被害がなくても楽に消費できるので無駄にはなりません。怖いのは、災害による被害が大きかった場合です。
被災地では、あっという間にあらゆる商品が売り切れてしまうので、後から買っておけばよかった・・・、と後悔しても手遅れになってしまうからですね。被害に遭う前に備えるのが大切です。
水が手に入らなくても、断水に備えて家にある空のボトルやペットボトルに水を溜めておけば無理をして買う必要はなくなるので、災害対策の知識として覚えておくと役立ちますよ!
「何事もなかったら無駄になるんじゃ・・・」と感じるかもしれませんが、溜めた水から使用していけば無駄にならないので安心してください。
台風直撃に備えて買い物客が求めるもの「インスタントラーメン」

インスタントラーメンはキレイさっぱり売り切れていました。保存のきくものなので買い求めるのは仕方のない事ですね。
もしインスタントラーメンを備蓄することがあれば、以下の事を確認してください。
電気やガスが使えなくなったことを想定して、カセットコンロが家にあるか、カセットボンベは十分足りているか確認するようにしましょう。
また、断水に備えて水を確保しているかも重要です!せっかく備蓄したのにお湯が沸かせないと食べる事ができませんからね。
台風直撃に備えて買い物客が求めるもの「缶詰」

サバ缶やイワシ缶などの缶詰類は、商品棚にはほとんど残っていない状態でした。常温で保存できるものなので、非常食として売れるのも納得です。
意外な事に「瓶詰」や「レトルトパウチ」の商品は余裕を持って買えるほどの量が残っていました。
どちらも缶詰と同じく常温での長期保存ができるものなので、非常食を探す際は「瓶詰」や「レトルトパウチ」の商品を探してみるのも一つの手ですよ!
ちなみに、災害時の栄養バランス、食べやすさ、味を考慮したオススメの非常食を紹介しているので、備蓄する際の参考にしてみてください。
台風直撃に備えて買い物客が求めるもの「冷凍食品」

いちばん驚いたのが冷凍食品です。売れ残っているものがほとんどない状況でした。レジを見ても冷凍食品を購入している方はたくさんいました。
災害時において、いちばん起こりやすい障害は「停電」です。停電時には冷蔵庫、電子レンジを使うことができません。
ましてや、冷凍食品は調理済みのものなので、解凍した状態では1日ももたないほど常温での保存に適していません。
「非常食の保存」を目的とした場合、冷凍食品は適していないので常温で保存のできるものを探したほうがいいでしょう。
台風直撃に備えて買い物客が求めるもの「カセットコンロ」

カセットコンロは必ず備蓄しておきたいものの一つです。ですが、台風が直撃する直前になった状態でも品切れになるほど、買い求める人が多かったのです。それほど災害に備えて備蓄をしている人が少ないということですね。
備蓄をしておけば直前になって慌てて買い物をすることがなく、その時間を別の事に費やすことができるメリットがあります。
特に災害時において、一番活躍するカセットコンロは、カセットボンベと併せて備蓄しておくことを強く勧めます。
次の項目からは、「売れ残っていた物」と紹介します。どんなものが実際に売れ残っていたのか、意外なものが含まれているかもしれませんよ!
台風直撃前でも売れ残っていた物「生鮮食品」

鮮魚や精肉類は保存に適していないため仕方がないとして、野菜類が売れ残っているのには驚きました。
野菜の種類によっては1週間以上常温保存できるものもあり、栄養が偏りがちになる非常時においてバランスよく栄養を摂取できる貴重な栄養源となります。
災害時に農園や畑が被災してしまったら、災害後に野菜類を手に入れることが困難になる可能性があるでしょう。そうなる前に野菜をストックしておけば、災害後でも野菜を摂取できる大きなメリットがあります。
「野菜の常温保存の方法」の記事で野菜の保存方法を紹介しているので、こちらの記事を参考にして、災害前の備蓄として野菜に目を向けてみてはいかがでしょうか。
台風直撃前でも売れ残っていた物「パスタ」

パスタやレトルトのパスタソースはあまり売れていないようでした。非常食として認知されていないからでしょうか。
実は、乾燥しているパスタは約3年も保存ができる優れた非常食です。市販されているレトルトパウチや缶詰のパスタソースも最低1年は保存できます。
また、パスタの茹で汁はスープとして利用したり、食器洗いにも利用できたりと、無駄なく利用できる大きなメリットがあります。このメリットは、水が貴重となる災害時において非常に役立ちますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。全てのスーパーでこのような状況になるとは限りませんが、1つの店舗ではこのような状況になっていました。
実際に見て気が付いたこと、こうした方がよかったかな、と感じたことをこの記事でまとめてみたので、もし自分が災害がくる前に買い物をしなければならない状況になったら、この記事を参考にしてください。
また、「水と食料の必要な備蓄量と役立つ知識」の記事で、備蓄に適した食品や必要な備蓄量を解説しています。食品の備蓄をする際に役立つ内容になっているので、チェックしてみてください!
最善策は、前もって備蓄をしておくことです。直前になって慌てることがないように、必要なものは前もって備えておくことが大切ですね。
