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【災害用伝言版】災害時の緊急連絡手段を使い方と併せて4つ紹介

災害時の緊急連絡手段、あなたは決めていますか?この記事では、災害時に利用できる災害用伝言ダイヤルと伝言板を、使い方と併せて4つ紹介しています。

また、利用上の注意点や解決策も紹介しているので、柔軟に対応するための手助けになる内容になるでしょう。

大規模な災害が発生すると、通話やインターネットが利用できない状況になる可能性があります。そんな状況でも、家族の安否確認がしやすいように提供されているものが災害用伝言ダイヤルです。

当記事では家族間の連絡をメインとしていますが、友人との連絡にも使えるので、災害時の連絡手段の一つとして活用してみてください。

出典https://www.photo-ac.com

災害時の緊急連絡方法を決めておく

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災害が発生して安否確認をとりたいのに電話がつながらない・・・。災害発生時にはこのような状況が起こります。これは、通信会社の回線がパンクしないように通信規制がされているためです。

東日本大震災の時には、平常時と比べ最大で40~60倍もの発信・着信が東北で発生していました。それほど通信が集中するということですね。

通常の通話が難しい状況で家族全員とどうやって安否確認をとるか、あらかじめ決めておくことが災害対策をするうえで大切になります。

次の項目からは、災害時に利用できる災害用伝言ダイヤルと伝言板を紹介します。連絡手段の一つとして検討してみてください。

災害用伝言ダイヤル 171

NTT東日本で提供している災害用伝言ダイヤル(以下171)です。震度6弱以上の地震が起きた時、それ以外の災害時にはNTT東日本・西日本各社の判断で提供を行います。

災害時以外にも、体験利用として以下の時期に利用することができるので、練習を兼ねて利用してみてはいかがでしょうか。

171体験利用日
  • 毎月1日・15日 0:00~24:00
  • 1月1日 0:00~3日 24:00
  • 8月30日 9:00~9月5日 17:00
  • 1月15日 9:00~21日 17:00

利用できる電話は、固定電話・携帯電話・公衆電話・IP電話・ひかり電話(ダイヤル式は不可)です。使用する機種に左右されずに利用できるという点で、一番オススメの連絡手段ですね。

171は、被災地外にある伝言センターに接続されるので、災害時においてもつながり易くなっています。

使い方

録音
  1. 「171」にダイヤル
  2. ガイダンス後に「1」を押す
  3. ガイダンス後に連絡をとりたい人の番号を市外局番から押す
  4. ガイダンス後に「1」を押す
  5. ガイダンス後に「ピッ」となったら30秒以内で話す。終わったら「9」を押す
  6. ガイダンス後に伝言の内容を訂正する時は「8」を押す。OKなら「9」を押す
  7. 「伝言をお預かりしました」のガイダンスで終了
ガイダンスの途中でも入力することができます
再生
  1. 「171」にダイヤル
  2. ガイダンス後に「2」を押す
  3. ガイダンス後に連絡をとりたい人の番号を市外局番から押す
  4. ガイダンス後に「1」を押す
  5. ガイダンス後に伝言が再生されます。繰り返し聴く場合は「8」、次の伝言を聞きたい場合は「9」を押す
  6. 伝言を聞き終わった後にこちらからメッセージを送る場合には「3」を押す
  7. メッセージを送った後に「電話をお切りください」のガイダンスで終了
ガイダンスの途中でも入力することができます

利用上のポイントとして、171は電話番号に対して伝言のやり取りを行います。ですので、家族の誰か一人の電話番号に家族みんなが録音・再生をするよう統一すれば、連絡の行き違いがなくなりますよ!

災害用伝言板 web171

こちらもNTT東日本で提供しているものですが、インターネットで安否確認できる災害用伝言板(以下web171)です。提供されるタイミングと体験利用期間は171と一緒です。

利用できる機種はパソコン・スマホ・ガラケーと、インターネットに接続できるものならすべてで利用できます。

また、web171で書き込んだメッセージを171で音声再生できたり、171で録音したメッセージをweb171で確認することもできます。が、音声再生は少し聞き取りづらい印象を受けました。

各携帯電話会社で提供している災害伝言版とリンクしているので、web171以外で送られたメッセージを確認できるなど、柔軟に対応できる内容になっています。

使い方

当記事では、利用者の多いスマホ画面での解説になります。パソコンでもweb171を利用してみましたが、使い方はまったく一緒なので活用できる内容になっています。

メッセージの登録

1.「web171」にアクセスします。

2.以下のページにつながるので、連絡を取るための電話番号を入力しましょう。

3.電話番号を入力したら、その下にある「登録」をタッチします。

4.以下のページにつながります。ここでは、あなたが送りたい情報を入力できます。

5。はじめに、あなたの名前を入力しましょう。

ひらがなで入力して下さい。カタカナ・漢字・アルファベットは使用できません

6.被災された場合は、4つの選択肢から現在の状況のものをタッチして選びましょう。 ※複数選択可

被災していない方や、必要ない方はチェックしなくても大丈夫です。

7.伝えたいメッセージを100文字以内で入力します。入力が終わったら、下にある「登録」をタッチしましょう。

8.これで、メッセージの登録は完了です。登録完了画面で、電話番号に登録されたメッセージの一覧を確認することができます。

メッセージの確認

1.「web171」にアクセスします。

2.以下のページにつながるので、メッセージの確認をしたい電話番号を入力して、下にある「確認」をタッチしましょう。

3.以下のページにつながるので、web171に登録されているメッセージを確認したい場合は「確認する」をタッチしましょう。

4.他社の伝言板に登録されたメッセージを確認する場合は、その下の「〇〇〇 災害用伝言板」をタッチしましょう。他社の災害用伝言板のページにつながります。

5、メッセージの一覧が表示されるので、メッセージの確認をします。

NTT東日本のホームページでは、171とweb171の使い方を動画で解説したものがあるので、そちらで使い方を確認することもできますよ!

登録して一括送信

web171では、電話番号を事前に登録することにより、メールアドレスに最大10件、電話番号に1件一括送信することができます。

家族分の連絡先を登録すれば、一括でメッセージの送信をしてくれるので、災害時にはスムーズに安否確認をすることができますよ!

ただし、パスワード設定と登録の更新が必要なので、多少の手間がかかります。お好みで利用するといいでしょう。

災害用伝言板【各携帯電話会社】

各携帯電話会社でも、災害用伝言板を提供しています。「web171」や他社の災害用伝言板とリンクしているので、メッセージの確認が容易なのは嬉しいですね。

各携帯電話会社が提供する災害用伝言板を利用するにはアプリのダウンロードが必要な場合があるので、契約している携帯電話会社のホームページをご確認ください。

使い方や体験利用期間はweb171と一緒なので、新たに使い方を覚える必要がないのは嬉しいですね!

災害用伝言板【アプリ・SNS】

スマホを使用している方であれば、アプリを利用するのも手です。例えば、「LINE」「twitter」「facebook」といったSNSで情報のやり取りをすることができます。

SNSの場合は、情報の拡散力が群を抜いているので知人の安否を確認したい時にオススメです。家族間での安否確認であれば、ピンポイントで安否確認ができる171やweb171の方が確実で早いですね。

他にも、独自で開発した災害用のアプリも多数あるので、どれが自分に合っているのか試してみることも大切です。

災害用伝言板の注意点

ここまで災害用伝言板の紹介をしてきましたが、必ずしも完全なものではありません。ここでは、災害用伝言板を利用するにあたっての注意点を3つ紹介します。解決策も併せて紹介しているので、当てはまっている方は参考にしてみてください。

古いガラケーはweb171が利用できない可能性がある

こちらは該当するケースが少ないかもしれませんが、古いガラケーによってはweb171が利用できない可能性があります。特に、携帯の機種変更の必要のないと感じる高齢者の方に当てはまることが多いでしょう。

古いガラケーと現在使用されている携帯電話では、サイトを表示する際に使用される機能が違うため起こる問題なのです。詳しくは古いガラケーは「SSL通信」に対応していないためなのですが、難しいので細かいことは省略します。

では、web171が利用できない場合はどうすればいいのか?なのですが、171に限定しましょう。171であれば通話ができれば利用できるので、web171が利用できなくても171で安否確認することができます。

不安であればガラケーを利用している方は、一度web171にアクセスして利用できるか試してみることを強く勧めます。

格安スマホ・SIMフリースマホはどうする!?

格安スマホやSIMフリースマホを利用している方は、前の項目で紹介した大手キャリアと呼ばれる携帯電話会社が提供する災害用伝言板を利用することができません。

ですが、スマホであればアプリを利用することができます。SNSのアプリや、独自で開発している災害用のアプリを利用することができるので、そちらを活用して安否確認することができます。もちろん、171やweb171も利用可能ですよ!

インターネットが使えない状況も

いちばんの問題です。災害により通信施設が被災する可能性があるでしょう。その場合、インターネット自体が利用できなくなります。インターネットが利用できないと、web171などの災害用伝言板が利用できません。SNSやアプリも利用できなくなります。

そのような状況でもインターネットが利用できるように、通信事業に関わる企業が協力して無料で利用できる「公衆無線LAN」というサービスを提供しています。わかりやすくいえば、災害時に無料で誰でも利用できるWi-Fiアクセスポイントですね。

そちらのサービスを利用するというのが一つ目の手です。無料で利用できる「公衆無線LAN」に関しては、次の項目で解説します。

もう一つの手は、171を利用することです。場合によってはインターネットがつながらなくても通話はできるかもしれません。そうすれば171は利用できるので、171を利用して安否確認をすることができます。

【災害時に開放】公衆無線LAN 「00000JAPAN」

前の項目でも解説しましたが、公衆無線LANは災害が発生した場合に、被災者が安否確認や情報収集をしやすいよう無料で開放されるWi-Fiスポットのことです。

使い方は簡単、お使いの機種でWi-FiをONにした後、ネットワーク選択の画面で「00000JAPAN」を選択するだけで利用できます。

Wi-Fi接続できるすべての機種で利用ができ、IDやパスワードの入力は不要なので、どなたでも簡単に利用することができます。外国人観光客の方でも利用できますよ!

この公衆無線LANを活用することで、災害によりインターネットにつながらなくなっても、災害用伝言板を利用することができます。

公衆無線LANについては、「公衆無線LAN「00000JAPAN」を詳しく解説」の記事で、使い方や注意点を詳しく解説しているのでチェックしてみてください!

【緊急連絡手段】公衆電話を活用しよう

現在では利用されることの少なくなった公衆電話ですが、災害時において災害時優先電話として、通信規制のかかっている状況でも通信規制対象外として優先的に取り扱われます。

停電時でも利用できるので、最寄りの公衆電話を確認しておきましょう。公衆電話からでも171が利用できるので、安否確認のメッセージを相手へ送ることができます。

公衆電話の無料化の処置がされた場合の使い方は、

  • デジタル:受話器を上げて、そのまま電話番号をダイヤル
  • アナログ:受話器を上げて、いったん硬貨かテレホンカードを投入します。その後、電話番号をダイヤルします。※通話終了後に硬貨またはテレホンカードは返却されます

となっているので、災害対策の知識の一つとして覚えておくと役立ちますよ!

想定外の事態を考えておくことが大切

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大規模な災害が起こると想定外の事態が起こるものです。例えば、これまでに紹介した災害用の連絡手段がすべて利用できなくなる可能性もあるでしょう。

通信手段が使えないことを想定して、あらかじめ家族が集まる避難場所を決めておくことも大切です。大規模な災害が発生した時には、「避難所である〇〇〇に集合する」といった具合ですね。

ただし、災害によっては避難所自体が被災することもあります。後から合流して誰もいなかった場合でも、慌てずに地域の人から情報収集すれば別の場所に避難したなどのヒントが見つかるかもしれません。

まとめ

災害が発生した場合、被災地では安否確認のため膨大な量の通信が発生します。そのせいで通信規制がかかり、電話やインターネットが使えない状況になります。

そんな状況でも安否確認ができる災害用伝言板をうまく活用しましょう。オススメは171です。171は通話さえできれば、古いガラケーであっても格安スマホであっても利用できるので、家族間の連絡手段を統一するのにうってつけです。

他にも、携帯電話会社が提供している災害用伝言板や、災害用アプリ、SNSも連絡手段として使えるので、選択肢の一つとして覚えておくと役立ちますよ!

大規模な災害によりインターネットが利用できない時には、公衆無線LANが開放されるのでそちらも活用したいですね。

最後に、災害時の家族間の連絡手段は統一することで安否確認がスムーズに行えます。また、想定外の事態を考え、通信できない場合でも避難場所を確認しておくことにより、合流がしやすくなるでしょう。災害対策は家族全員で取り組むことが大切ということを忘れないでください。

災害時に役立つ公衆無線LAN「00000JAPAN」使い方と注意点を紹介この記事では、公衆無線LAN「00000JAPAN」について詳しく解説しています。利用可能な場所や使い方、利用する上での注意点を解説しているので、この記事を読むだけで公衆無線LAN「00000JAPAN」について理解できる内容になっています。...