地震

地震の警報にまつわる疑問を解決!地震対策に役立つ情報を併せて紹介

緊急地震速報のチャイムってなんだか不安になりますよね。実は、ちゃんと意味があるように作られたチャイムだって知ってましたか?不安に感じるというのも狙いの一つのようです。

この記事では、そんな地震の警報について詳しく解説していきます。警報が発表されるまでのしくみや、警報が発表される条件など、地震の警報について知ることができる内容になっています。

他にも、警報を受信するための方法や、警報が発表された際にとるべき行動を紹介しているので、実際の避難活動に役立ててください!

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緊急地震速報には「警報」と「予報」がある

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多くの方は緊急地震速報の「警報」なら一度は聞いたことがあるでしょう。テレビや携帯電話などで強い地震が発生する際に発表されるのが警報です。「一般向け」とも呼ばれています。

緊急地震速報には、「高度利用者向け」と呼ばれる「予報」というものがあります。これは特定の場所や利用者に発信されるもので、警報と比べて精度は落ちますが震度3以上・マグニチュード3.5以上の地震の情報をいち早く得ることができるものです。

「こんなん受信する意味あるの?」と感じるかもしれませんが、警報と比べて発信する頻度が高いため、実践的な避難訓練に活用できるメリットがあります。震度5クラスだと訓練どころではありませんからね。

細かな情報だけでなく、実践的な避難訓練に活用できることから「高度利用者向け」としているわけです。興味があれば・・・程度に考えておいて問題ありません。

地震の警報のしくみを知ろう

地震が発生すると、震源からの揺れが波となって地面に伝わります。これを「地震波」と呼びます。

地震波にはP波Primary「最初の」)とS波Secondary「二番目の」)があり、P波の方が速く伝わる特徴があるのです。

地震の初期微動はP波、被害をもたらすような強い揺れはS波となります。

このP波とS波の時間差を利用することにより、P波を検知した時点で大きな揺れが来る前に地震の情報を伝えることができるのですね。

P波からS波到着までの時間により「地震発生時刻」、地震波の振り幅によって「地震の規模」を推測しています。

ただし震源が近い直下型地震の場合には、地震波を観測・伝達する時間の猶予がないため、地震の予測が難しかったり警報が間に合わない場合があるとされています。

緊急地震速報(警報)が発表される条件

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ここでは、緊急地震速報(警報)の発表される内容と発表条件を解説します。具体的な内容をさっそく見ていきましょう!

緊急地震速報(警報)
条件 2点以上の観測点で地震波が観測された場合
最大震度が5弱以上と予想された場合
内容 強い揺れ(震度5弱以上)が予測される地域
震度4以上が予想される地域名

緊急地震速報では「強い揺れに警戒してください」とアナウンスされます。「なんで具体的な震度を教えてくれないの?」と疑問に思いますよね。

これは、予測される震度が̟̟±1程度の誤差が伴うためと、できるだけ続報を避けるため「強い揺れ」と表現しているからです。何度も続報が続けば混乱してしまいますからね。

ちなみに、続報が発表される条件は「緊急地震速報が発表された後の解析で、震度3以下の地域が震度5弱以上と予想されたとき」です。内容に関しては上記の表と一緒になります。

緊急地震速報の「特別警報」とは?

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震度6弱以上の地震が予想される場合を特別警報と位置付けています。「警報」とは違った形で発表されるの?と疑問に思いますよね。特別警報は、通常の警報と区別せずに発表されます。

これは、震度6弱以上の地震が発生する地域を予想する技術において、現時点では正確性・即時性に改善の余地が見られること。

また、特別警報と通常の警報を、短時間で区別して伝えることが難しいといった理由により、区別せずに発表しているのです。

緊急地震速報が発表された場合には、震度6弱以上の可能性も考えて警戒を怠らないようにしましょう!

地震だけでなく津波の警報にも警戒を

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沿岸部では地震だけでなく津波にも警戒が必要です。緊急地震速報の後に津波警報や大津波警報が発表された場合には、速やかに高台へ避難することが重要です。

津波の威力は凄まじいもので、1mの津波に襲われると100%の確率で死亡すると言われています。また、津波が到達するまでの時間は数分~数十分と短いため、時間との勝負になります。

強い地震の際には津波が発生する可能性が高いため、津波警報を待たずに避難を開始するのも有効です。

避難のポイントとしては、「より遠く」ではなく「より高く」を目指して避難するようにしましょう!

地震の警報を受信するには

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地震の警報を受信する主な方法として、テレビ・ラジオ・携帯電話の3つが挙げられます。

まずはテレビとラジオ。放送中に緊急地震速報が発表されれば、文字や音声などにより放送されます。個人的に災害情報を得るのであれば、全国の情報が得られるNHKがオススメです!
【参考】NHK ホームページ(緊急地震速報)

携帯電話の場合は、2020年6月の時点で「NTT ドコモ」「ソフトバンク」「au」「ワイモバイル」の4社で受信が可能です。受信の際には、受信可能機種や設定が必要になるのでご確認ください。

受信対応していない機種や上記の4社以外で契約している場合でも、地震速報アプリをダウンロードすれば受信することができますよ!

地震の警報が発表されたら

地震の警報が発表されてから揺れ始めるまでの時間は数十秒ほどです。この短い時間で判断して行動する必要があります。

ここでは、状況別に地震の警報が発表された時にとるべき行動を紹介します。地震が発生したらどのような行動をとるか決めておけば、いざという時に慌てることはなくなるでしょう。

屋内にいるとき

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料理をしている時であれば火を消しましょう。揺れてから火を消すのは大変危険です。鍋などが倒れてきたら火傷してしまいますからね。

万が一、火の元から離れている場合には無理して消しに行かないでください。家庭にあるガスメーターは、震度5弱以上を感知するとガスを止めるようになっています。

避難する際には慌てて外へ出ず、机の下に避難して落下物から頭部を守りましょう。机がなければ、窓ガラスやタンスや食器棚などから離れた場所に避難してください。

タンスや食器棚が倒れそうになっても決して押さえないでください。下敷きになり大けがをする恐れがあります。倒れたら諦めるきらいの気持ちで・・・。

商業施設にいる場合には、係員の指示に従って避難しましょう。慌てて出口へ避難するとかえって危険です。といっても、震度6クラスになると動くどころの話じゃなくなりますが。

屋外にいるとき

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ブロック塀が近くにあれば、倒壊の危険があるので近づかないようにしましょう。窓ガラスにも注意が必要です。

特に、繁華街やオフィス街では看板や割れた窓ガラスの破片が落ちてくる可能性があります。丈夫な建物が近くにあれば、建物の中へ避難しましょう。

窓ガラスの飛散距離は「建物の高さ÷2」といわれています。ビルの窓ガラスの飛散距離は歩道を巻き込んでしまうので、建物の中に避難した方が安全といえるでしょう。

また、山の近くにいる場合は落石やがけ崩れに十分注意してくださいね。

乗り物に乗っているのとき

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車を運転している時は急停止せず、ハザードランプを転倒してゆっくりスピードを落としてください。揺れが激しくなったら道路の左脇に停車しましょう。

エレベーターに乗っている場合には、最寄りの階に停止させて速やかに降りましょう。

電車に乗っている場合には、つり革や手すりに掴まってください。避難する場合には、駅員の誘導に従って避難しましょう。勝手な判断で避難をするとかえって危険です。

日常から地震に備えることが重要

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災害はいつやってくるかわからないものです。だからこそ、日常からの備えが重要になります。

地震が発生した際の行動、津波が発生した場合の避難場所をあらかじめ決めておけば、いざという時でも慌てずに行動することができます。避難の練習をしておけば、より効果的ですよ!

大規模な災害が発生するとあらゆるものが手に入らなくなります。また、電気・ガス・水道といったライフラインがストップするでしょう。

そのような状況でも対処できるように、日常から備蓄をすることを強く勧めます。その時になって買い求めようとしても手遅れです。

どんなものを備蓄すればいいのかわからない方は「必要な備蓄品リスト」を参考にしてください。東日本大震災で被災した経験をもとに、実際に役に立ったものや「こんなものがあれば良かった」というものをピックアップしています。

まとめ

強い揺れが予想される場合に発表される緊急地震速報。発表される条件は「2点以上の観測点で最大震度5弱の地震が予想されたとき」でしたね。

震度6弱以上が予想される場合に発表される特別警報は、通常の緊急地震速報と区別されずに発表されます。このことから、緊急地震速報が発表された際には地震に警戒する必要があります。

緊急地震速報が発表されてから揺れが始まるまでには数十秒しかありません。慌てずに避難するために、地震発生時の行動を決めておくようにしましょう。

また、沿岸部の方は津波に発生にも十分注意してください。津波からの避難は「時間との勝負」と「より高い場所へ避難」がポイントですよ!

併せて、ライフラインがストップした時のために備蓄をすることを強く勧めます。災害への対策は、日常から行うことを忘れないようにしましょう。

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