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【避難所での生活】東日本大震災による避難生活で体験した7つの問題

できることなら、一生経験しないほうがいい避難生活。ですが、災害はいつ、どこで発生するかわからないものです。僕自身、避難生活を送ることになるとは思いもしませんでしたからね。

そこで、今回は「もし自分が避難生活を送ることになったら」という事態に備えて、東日本大震災による避難生活で体験した出来事を紹介していきます。

「実録!!避難所生活の赤裸々な体験(袋とじ)」という週刊誌ばりな内容とまではいきませんが、実際の避難生活ってどんなものなの?どんな状況になるの?と、気になる方にとっては興味深い話をしています。

体験談はただ興味関心を持たせるだけでなく、読んだ方の経験値になります。避難生活の一例ではありますが、今回紹介する体験談が有事の際に役立ててもらえると幸いです。

出典:https://www.photo-ac.com/

避難生活で体験した「食糧問題」

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僕が避難所を訪れたのは、震災発生から3日目のことでしたが、救援物資の届いていない避難所では食糧の備蓄が十分ではなく、ゴルフボール大のおにぎり一個と、ほとんど「お湯」の状態の味噌汁が配給されている状態でした。

食糧不足で「これから先どうしよう」という言葉を聞いたのが印象に残っています。幸運なことに、救援物資が届いたのはその翌日、震災発生から4日が経過したときです。

僕は救援物資が届く前に避難所を離れたのですが、その後の話を聞くと、それ以降は食糧に困ることはなかったそうです。

僕自身、災害発生直後は先が見えないため、職場近くの病院の売店で購入したお菓子や缶詰を1日1個と決めて食いつないでいる状態でした。

避難生活で体験した「お風呂」

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東日本大震災により、電気・ガス・水道といったライフラインがストップしてしまったため、お風呂に入ることができたのは1週間経過してからです。それでも、僕は恵まれている方でしたね。

避難所で生活をしている人は、1週間以上お風呂に入れなかったのです。避難所の近くにある水場で頭や体を洗ったりしていたそうなのですが、当時は3月の寒い時期だったので、体に堪えたことでしょう。

その後、自衛隊の方がお風呂場を設置してくれたのですが、毎日の入浴とまではいかないのが現状だったそうです。

避難生活で体験した「就寝」

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僕が過ごした避難所は神社だったため、学校の体育館ほどの広さがなく、一室にみんなが布団をシェアして就寝するという状況でした。まさにすし詰め状態ですね。

それでも全員が一室に入れなかったので、大人の男は1・2時間交代で就寝するという対策をとっていました。

テレビ見る、体育館に家族ごとで仕切って・・・という状況ではなかったです。すぐ横には誰かが寝ているという状況です。地方で、同じ地区の人が集まっていたからできたことですね。

僕は周りが気になって眠れなかったので、外に出て焚火の傍で爆睡しましたが、起きた時には首が痛かった記憶があります。テレビでは放送されませんが、避難所によってこういった状況は起こり得ることです。

避難生活で体験した「人間関係」

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避難生活で一番考えさせられたことですね。僕は、父の知人の家でお世話になっていたのですが、結論を言えば、父の知人に対する印象が変わってしまいました。

普段一緒に生活していないから人間関係は良好な状態を保てるという例ですね。お世話になっているので感謝しているのですが、いざ一緒に過ごしてみると、人の粗が目に付くものです。

これは、他人であっても家族であっても変わりありません。そして、一緒に同じ場所で過ごしているため、避難所生活でも人間関係はこじれてしまうものです。

一概にそうとはいえないのですが、一緒に生活するということは、人間関係を壊す一因となるということを心に留めておいてください。

避難生活で体験した「仮設住宅」

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避難生活は凄まじくストレスが溜まるものです。日常に近い生活が送れなくなってしまうためですね。たからこそ、仮設住宅への引っ越しが決まったときの喜びは計り知れないものがあります。

とはいえ、仮設住宅への移住は時間がかかるものです。僕の場合ですが、4か月かかりました。

3月に東日本大震災が起こり、仮設住宅に引っ越したのは7月です。震災時には雪が降っていたのに、仮設住宅に移る頃には扇風機が必須な時期ですね。

ただし、仮設住宅を設置するために業者の方が昼夜を問わず作業してくれたり、役所の方が不足している資材の発注に奔走したりと、裏ではいろんな方が動いてくれているものです。

仮設住宅の設置に関わっている方には、感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。余談ですが、仮設住宅で生まれて初めてエアコンの威力を知り、カルチャーショックを受けました。エアコン最高。

避難生活を送るうえでのトイレの問題

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断水により水が流せず便器が使用できないほど汚れた、バキュームカーの不足で汲み取りが間に合わずトイレが使用できなくなる、などの問題は幾度となく起こっています。

それに伴い、トイレの回数を減らすために水や食事を控え体調を崩す人がでるなど、健康面に影響を与えるほど災害時のトイレ問題は深刻なものとなっています。

下水道が普及したことにより、バキュームカーの台数が減少したことが大きな要因ではないでしょうか。僕の住んでいた地域でも、他の地域からバキュームカーが応援に来ていたほどです。

下水管に直接接続して使用するタイプの仮設トイレもありますが、地震等で下水管や下水処理施設が破損してしまえば使用できなくなってしまいます。

下水の使用率が高く、人口の多い都市部で大規模な災害が発生した場合、トイレの問題はより深刻となることが考えられます。

避難所にまつわる体験

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時には民間の方が避難所として場所を提供してくれることがあります。非常に助かりますね。

ですが、大勢の人が長期間滞在しているという状況は、避難している側、場所を提供している側、どちらも疲弊してくるものです。

初めは良好な関係であったものの、最終的にこれ以上は避難所として提供できないから出ていってほしい、という事態に発展しました。

幸いなことに、別の避難所への移動が可能だったことから、路頭に迷う人はいませんでした。こうした突発的なトラブルというのも起こり得るという例ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回紹介した体験談は、あくまでも僕が体験したり、聞いたりしたものです。

災害時には必ずこのような状況になるわけではありませんが、水や食料・トイレ・お風呂・人間関係にまつわる問題は、過去の災害を振り返ってみると起こっています。

そして、これから先発生するであろう災害でも、上記の問題は発生するでしょう。万が一、被災してしまって避難生活を送ることになってしまったら、今回紹介した体験談を思い出してみてください。

「そういえば、こんな話を聞いたことがあったっけ」と感じるだけでも、その後の行動が一変します。「実際に避難生活をした」という経験が、少しでも役に立てれば幸いです。

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