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避難所生活で必要なものは?持ち出す際のポイントと注意点も併せて解説

避難所生活というのは、滅多に経験するものではありません。そのため、避難所へは何を持ち込めばいいのか分からなかったり、避難所生活を見越した備えが疎かになってしまいがちです。

この記事では、避難所生活に備えて必要になるものを、その理由と併せて紹介しているので、何を持ち込めばいいのか分からない方にとって役立つ内容になっています。

また、避難所生活を見越した対策をするうえでのポイント、注意点を解説しているので、「これから準備しよう!」という方は、参考にしてみてください。

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どうして避難所へ行くのに必要なものを持っていくの?

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災害によるダメージが少なく、すぐ帰れる状態であればそれに越したことはありません。ですが、大規模な災害により自宅が被災して住める状態ではなくなったら、避難所に身を寄せるしかないですよね。

避難所によっては備蓄している所がありますが、それだけですべてを賄えるわけではありません。また、避難所での生活は決して快適とはいえず、想像以上に体力を削られるものです。

厳しい言い方になってしまいますが、自分のことは自分で何とかするしかないのが現実です。だから、万が一長期間の避難所生活となった時に備えて、少しでも快適に暮らせるよう自分で準備する必要があるわけです。

避難所で必要なものを持っていくのはどんな時?

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避難所で必要になるものは、避難所生活をするうえで役立つのため持ち出したいところですが、災害の種類によっては持ち出さずに避難に専念したほうがいい場合があります。

具体的には、「津波」ですね。津波は到達までの時間が短いため、避難をするのに時間の猶予がありません。

災害用持ち出し袋を用意している時間が命取りになってしまうのです。また、場合によって走って逃げる状況になった時、重い荷物が邪魔になってしまいます。津波のような避難に時間の余裕がない災害の場合は、逃げることだけを第一に考えましょう。

台風のように接近する時期がわかるような災害であれば、余裕をもって避難することができます。そのような災害から避難する場合に、避難所で必要なものを持ち出しましょう。

東日本大震災の際には、地震発生から5分で50cmの津波が観測された地域があります。地震発生30分後には海水が岸壁を乗り越え、陸地に押し寄せていることから、早急な避難が必要であることがわかりますね。

どんな災害の時に必要なものを持ち出せばいいの?

とはいえ、災害には様々な種類があるため、どの災害から避難する時に必要なものを持ち出せばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、必要なものを持ち出して避難したい災害と、持ち出さずに避難すべき災害の一例を紹介します。理由も併せて紹介しているので、持ち出しの判断をする際の参考にしてみてください。

災害の種類 理由
持ち出して避難したい災害 台風・高潮・高波
集中豪雨・火山の噴火
災害発生の予測ができるため、避難に時間の余裕がある。
持ち出さずに避難すべき災害 地震・津波
※火山の噴火
地震により避難が必要とされる状況は、津波の発生か建物の倒壊であり、そのどちらも早急な避難が必要となるため。

※警戒レベル1の状態で噴火するなど、予期せぬ事態により早急な避難が必要である場合。

備蓄品と併せて揃えておくと無駄がない

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避難には、避難所への避難と在宅避難の2種類があります。この2種類の避難で必要になるものは変わりありません。

ということは、避難所への持ち出し用と在宅避難で使用する備蓄品とで分けて購入する必要はないということですね。

使用する量・種類共に多い、在宅避難で使用する備蓄品だけを揃えておけば、持ち出し用の分も賄えるので、個別に揃えるという無駄がなくなります。

この記事で紹介する避難所で必要なものは、当サイトで勧めている備蓄品で賄えるものなので、「備蓄品リスト」と併せて活用してみてください。

【災害前に揃えておけば安心!】災害対策に必要な備蓄品のリスト災害対策に必要な備蓄品をリストアップしました。必要な備蓄品をザックリとチェックできますよ!必要な備蓄品を個別に説明するページにもアクセスできるので、必要な備蓄品を確認したい方は、こちらの記事から読み始めてください!...

持ち出し用の防災セットはオススメ?

結論から言えば、個人的にはオススメできません。理由は2つ、1つは上記で解説したように、備蓄品だけで賄えるから。

もう1つは、実際に避難生活をしたうえで感じた事なのですが、防災セットには使用する機会がないものが含まれているからです。

防災セットはある程度必要なものがまとまっているので、揃えるのが楽というメリットがありますが、使わないもののスペースや重量が無駄になってしまいます。

持ち出せる量には限界があるため、無駄なものがあるのは致命的ですよね。また、自分で選んだ使い勝手の良いものを揃えた方が、使用する際にストレスがありません。

避難所へ持ち出すものはまとめておこう

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避難する際にすぐ持ち出せるように、あらかじめバッグなどにまとめておきましょう。前の項目でも解説しましたが、備蓄品の中から選んで問題ありません。

持ち出す際はそのまま持ち出せばいいですし、在宅避難の際にはバッグなどから取り出せばいいだけですからね。

当サイトでは、持ち出し用として用意しておきたい量の目安は3日としています。大規模な災害により救援物資が必要となった際、救援物資が届くまでおよそ3日とされているからです。

他にも、持ち出す量に限界があるので、3日分以上の持ち込みは無理という割り切りが必要になってくるためです。また、実際に持ち歩けるかどうか確認することを忘れないようにしてくださいね!

避難所生活で最低限必要なもの

ここからは、避難所で生活するうえで必要になるものを紹介していきます。ここでは、最低限必要なものを紹介していきます。

水・食量

生きていく上で必要なものなので必ず用意しておきましょう。水は1人当たり1日3リットル必要とされていますが、それだと9リットル用意しなければいけなくなり、持ち運びに苦労してしまいます。

ですので、最低でも3リットルを目安として、持ち運びに無理のない量を用意することを勧めます。空いたペットボトルなどの容器を用意して、あらかじめ避難所で給水しておくのも一つの手です。

食糧に関しては、避難する時間に余裕がある場合、おにぎりやお弁当を用意しておくことで非常食を節約することができます。

懐中電灯・電池

災害により停電となった時の光源の確保に懐中電灯が必要になります。夜に避難をする、避難所内の移動が主となるため、遠くを照らすことのできる懐中電灯がオススメです。

手回し充電できる多機能ライトはオススメできません。手回し充電時にジャージャー音が鳴るので、人との距離の近い避難所では音が迷惑となってしまうからです。

用意する懐中電灯は電池の管理を簡単にするため、備蓄品で使用する電池と一緒のものを選びましょう。懐中電灯と併せて、電池も用意しておくことを忘れないでくださいね!

ちなみに、当サイトで勧めている備蓄品は、すべて単三電池を使用するものに統一しているので参考にしてみてください。

こちらは単三電池2本で使用できる懐中電灯ですね。懐中電灯のヘッドの部分をスライドさせることで、光を広範囲(ワイド)で照らしたり、スポットで長い距離を照らすことができます。

周囲の状況に合わせて、ワイドとスポットの切り替えが片手でできるのがオススメのポイントです。

衛生用品・生理用品・ベビー用品・常備薬

避難所では入浴することができず、不衛生になりやすいものです。特に夏場の避難生活は最悪の一言です。不衛生になるとストレスが溜まるだけでなく、風邪などの病気に罹りやすくなります。

大規模な災害時となると、病院が機能しなくなる可能性がでてくるため、病気に罹る可能性を減らしたいもの。清潔な状態を保つために、衛生用品を用意しておきましょう。

また、女性であれば生理用品、子供のいる方であればベビー用品も忘れずに用意しておきましょう。

万が一、避難所生活で体調を崩した時のために、風邪薬・解熱剤・胃腸薬などの常備薬を用意しておくと安心です。

毛布・着替え・厚手のアウター・スリッパ

避難所生活といえど、着替えはしたいですよね。とはいえ、何着も持っていくとかさばるものです。そこで、就寝用の着替えと普段着を1着ずつ用意しておくことをオススメします。

避難所では思うように就寝できないものです。その理由の1つが、普段着で就寝するからですね。ストレスの溜まる環境で生活する中、少しでも安眠するために就寝用の着替えは用意しておきましょう。

毛布や厚手のアウターは防寒対策だけでなく、マットとしても活用できます。夏場、冬場関係なく用意しておきたいものの1つです。暑ければ脱げばいいだけの話ですからね。

スリッパは足の保護と汚れを防いでくれます。例えば、学校の中を靴下だけで過ごす状況を思い浮かべてみると、スリッパの有難味が想像できるでしょう。

避難所生活で役立つ便利グッズ

ここで紹介するものは、生活をするうえで必要となるものではありませんが、あれば便利なものです。少しでも避難所生活をストレスなく過ごすため、用意しておきたいですね。

耳栓・アイマスク

前の項目でも解説しましたが、避難所では思うように寝れないものです。避難所では大勢の人が集まるので、人目や話し声、物音、照明などが気になってしまうからですね。

実際、僕も避難所ではほとんど寝ることができませんでした。全く気にならない、という方は用意する必要がありませんが、気になるという方は必須アイテムといえるでしょう。

ちなみに、耳栓は失くしてしまったり汚れてしまうことがあるため、余分に用意しておくことをオススメします。

モバイルバッテリー・ソーラーパネル

スマホは安否確認や情報収集、暇潰しと様々な場面で役立つものです。ですが、災害により停電になってしまうと充電ができなくなってしまいます。

モバイルバッテリーがあれば、停電時でもスマホの充電が可能となるので、用意しておきたいものの1つといえますね。

ただし、モバイルバッテリー自体も充電が必要なものです。モバイルバッテリーと併せてソーラーパネルを用意しておけば、モバイルバッテリーの充電も可能になります。

携帯ラジオ・有線式イヤホン

災害時には安否確認や情報集のため、電話やメール・インターネットなど通信量が膨大なものとなり、通信規制となる可能性があります。また、通信施設が被災してしまうことにより、通信障害となってしまいますね。

このような状況でも受信できるのがラジオです。災害時の情報収集手段として、もっとも有効であるラジオは必需品ともいえるでしょう。

懐中電灯の時にも解説しましたが、手回し充電のできる多機能ライトはオススメできません。ですので、電池で動く携帯ラジオをオススメします。その際、音を外に漏らさないためのイヤホンも一緒に用意しておきましょう。

キャリーカート・台車

必要なものを一通り揃えてみると、結構な量の荷物になるでしょう。車があれば持ち運びは楽ですが、車のない人、車が使えない状況では徒歩で移動するしかありません。

キャーリーカートや台車があれば、荷物の持ち運びが楽になります。力のない方や、足腰の弱い方でも荷物の運搬ができる大きなメリットがあります。個人的には、安定性があり、椅子としても使用できる台車がオススメです。

【災害後の生活】で必要になるもの

災害による脅威が去ったとして、その後に考えることは「災害後の生活」ですよね。その後の生活で必要になるものを用意しておくことは、災害対策をするうえで重要です。

現金・通帳・カード

自宅が被災してしまうと、自宅の修繕や引っ越し、家具の買い直しといった出費が発生します。

台風により住宅が倒壊したり、洪水により住宅が流されてしまえば、後からお金を取りに戻ることはできません。お金が手元にあるのとないのとでは大きく違いますよね。

また、災害時には避難している家庭を狙った「空き巣」が増えるものです。盗難のリスクを減らすためにも、現金や通帳を持ち出すことを忘れないようにしましょう。

ただし、避難所だからといって盗難に遭う可能性は0ではありません。貴重品の管理はしっかりと行いましょう。

身分証明書

補助金の申請や罹災証明書の発行といった、各種手続きには身分証明書が必要になります。災害により通帳を紛失した際の本人確認でも使用しますね。

大規模な災害時には、特別処置として身分証明書がない方でも手続きができる場合がありますが、身分証明書の有無によって手続きの手間は大きく変わってきます。

お金と同様、災害後の生活に必要となるものなので、忘れずに用意しておきましょう。

まとめ

災害により自宅が被災してしまい、住める状況ではなくなってしまった時に備えて用意しておくのが、避難所生活で必要になるものです。

あらかじめ持ち出し用のバッグ等にまとめておくと避難がスムーズに行えるので、備蓄品と併せて用意しておくことが大切です。

ただし、地震や津波といった、避難に時間の余裕がない災害の場合には、逃げることに専念しましょう。

あくまでも守るべきは自分の命です。災害の種類によって必要なものを持ち出すか、持ち出さないかをあらかじめ決めておくようにしておきましょう。

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