大雨・豪雨

【命を守るために必要な行動】大雨により発表される警戒レベルとは?

記録的な大雨になった際にメディア等で目にする警戒レベル。避難の目安として活用されるものですが、具体的にどのようなものなのかって意外とわからないものですよね。

この記事では、大雨による警戒レベルについて詳しく解説しています。発表されている警報や注意報はどの警戒レベルに相当するのか、発表された場合のとるべき行動を解説しています。

他にも、警戒レベルはどうやって決めているのか、避難を開始する目安といったちょっとした疑問にも答えているので、災害への意識を高めることができるでしょう。

災害からの避難は自分の判断でするもの。自分の命を守るため、当記事を役立ててください!

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大雨による警戒レベルはどうやって決めているの?

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災害は雨の強さだったり地域の特性、季節などによって変わってきます。各地域ごとに過去に発生した災害の状況だけでなく、地域の防災機関との協議の上で警報・注意報の基準を決めています。

この基準に達すると予測されたときに、警報・注意報が発表されるわけですね。つまり、警戒レベルも同様に決まるわけです。

地域の特性?と疑問に感じますよね。例として、山間部と都市部では地面に溜まる雨の量が違います。山間部では土が多く、土が雨を吸い込むので地面に溜まりにくい特徴があります。

一方、都市部ではアスファルトが多いため、雨を吸い込まず地面に溜まりやすい特徴があります。このように、地域によって地面に溜まる雨の量というのは変わってくるため、地域ごとの特性で基準を変える必要があるのですね。

大雨による警戒レベルについて

ここでは、自治体や気象庁等により発表される警戒レベル・警報・注意報と、発表された情報によってとるべき行動を紹介します。大雨による災害が予想される場合には必ず目にする情報なので、自分の身を守るために理解しておきましょう!

情報 とるべき行動 警戒レベル
  • 大雨特別警報
  • 氾濫発生情報
何らかの災害が既に発生している可能性が極めて高い状況。
命を守るための最前の行動をとる。
警戒レベル5相当
  • 土砂災害警戒情報
  • 氾濫危険情報
  • 高潮特別警報
  • 高潮警報
  • 危険度分布(うす紫)
地元の自治体が避難勧告を発令する目安となる情報。
避難勧告が発令されていなくても危険度分布や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断を。
警戒レベル4相当
  • 大雨警報(土砂災害)
  • 洪水警報
  • 氾濫警戒情報
  • 高潮注意報
  • 危険度分布(赤)
地元の自治体が避難準備・高齢者等の避難開始を発令する目安となる情報。
危険度分布や河川の水位情報等を用いて高齢者等の方は自ら避難の判断を。
警戒レベル3相当
  • 氾濫注意情報
  • 危険度分布(黄)
ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路の確認を。 警戒レベル2相当
  • 大雨注意報
  • 洪水注意報
  • 高潮注意報
ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路の確認を。 警戒レベル2
  • 早期注意情報
最新の情報に留意し、災害への心構えを高める。 警戒レベル1

参考:気象庁ホームページ 防災気象情報をもとにとるべき行動と、相当する警戒レベルについて
参考元URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/alertlevel.html

危険度分布ってなに?

先程紹介した警戒レベル・警報・注意報の一覧の中に「危険度分布」というものがありましたね。いったい何なの?と疑問に感じるかもしれません。

危険度分布とは、気象庁と協力している事業者が提供するサービスで、速やかに避難が必要とされる「警戒レベル4相当」が発表された際に通知をしてくれます。

テレビやラジオ等の情報収集手段が近くにない場合でも、スマホがあれば知らせてくれる便利なサービスとなっています。要は「防災アプリ」ですね。

地図上に危険度に合わせて色で表示されるので、視覚的にわかりやすい情報になっています。気になった方は以下のリンクからアクセスできるので利用してみてくださいね!

気象庁ホームページ 「危険度分布」の通知サービスについて
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/ame_push.html

【警戒レベル5】大雨特別警報とは?

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大雨特別警報は、重大な災害が起こるおそれが著しく高まっている場合に発表されます。発表された地域では数十年に一度の降水量が予想されるので、命を守るための最善の行動をとる必要があります。

また、「予想される」とありますが、発表された時点で何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高いので注意しましょう。とにかく命を守る事が最優先です!

50年や100年に一度の大雨って毎年発生してない?

誰もが一度はツッコミたくなるところ。〇年に一度というのは、過去のデータをもとに「この規模の大雨は平均すると〇年に一度の確率で起こる」というものを統計的に算出したものです。

地域によって気温の違いや地形の違いなどがあるため、雨の降る量は変わってきます。そのため、同じ雨量であっても地域によって〇年に一度の大雨と呼ばないことがあります。

例えば、東京だと日降水量が260mmを超える大雨は50年に一度の確率で起こるとされています。一方、大阪では日降水量が173mm以上というように地域によって違う訳ですね。ちなみに、「〇年に一度の大雨」のことを「確率降水量」といいます。

あくまでも確率なので、1回発生したから50年は大丈夫!という訳ではありません。1年間に2回発生する可能性もありますし、1回も発生しないこともあるでしょう。

重要なのは、毎年のように発生しているということは異常気象が頻発しているということです。50年・100年前とは気象の状況が変わってきていると推測できるので、大雨には警戒しなければいけないということですね。

大雨特別警報が発表された場合とるべき行動

大雨特別警報が発表された場合には、すでに災害が発生している可能性が非常に高いです。すぐに避難を開始する必要があるのですが、状況によっては外に出ることが困難な場合があるでしょう。

また、外には出れるものの、避難所までの移動が困難といった状況も考えられます。そのような場合には、近くにある丈夫な建物に避難しましょう。

それすら困難な場合には、2階へ避難するなど少しでも命が助かる可能性の高い行動をとることが重要です。特に夜間の場合には、周囲の状況に注意してくださいね!

個人的には、特別警報が発表される前に避難を開始するのが望ましいです。大雨による災害が発生してから避難しても、手遅れになる可能性があるためです。

避難を開始する警戒レベルの目安は?

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警戒レベル4となった時点で避難を開始しましょう。警戒レベル5では、すでに災害が発生している可能性があるため、逃げ遅れる状況になるかもしれません。

足腰の弱い高齢者の方や、早急な避難が困難な方がいる場合には、警戒レベル3の時点で避難を開始しましょう。

とはいえ、警戒レベルがいつ変わるかなんてわからないですよね。大雨となりそうな場合には、テレビやラジオ、インターネットや防災アプリ等を活用して早めの情報収集を心掛けましょう。

大雨による警戒レベルはあくまでも目安として

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前の項目では避難を開始する警戒レベルの目安について解説しましたが、だからといって警戒レベル4になるまでは避難を開始しなくても問題ないというわけではありません。

どの災害でもそうですが、避難をするしないは自分の判断で行わなければいけません。自治体や国で発表している警報等は、あくまでも避難の判断の目安でしかないのです。

災害時には自分の命は自分で守る「自助」が鉄則となります。警報等の情報と、自分の目で見た状況をもとに避難をするか判断することが重要になります。

ですので、「嫌な予感がする・・・」と感じたら、注意報の時点で避難を開始しても問題ありません。早めの避難が大切です。何もなければ「何もなくてよかった!HAHAHA」と笑いとばしましょう!

災害への備えは日常から

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ハザードマップを参考に、大雨となった場合には自宅は被害を受ける場所なのか、その場合どこへ避難すべきか、渋滞を見越した避難経路といった事を決めておくと、いざという時にスムーズに避難することができます。

また、「警戒レベルが3になったら避難しよう!」といったように、避難を開始する基準を決めておくのもいいでしょう。その時になって避難するか迷うよりも、基準を決めておけば気持ちの切り替えができます。

また、大雨により停電・断水・ガスが使えないといった状況に備えて、備蓄をしておきましょう。災害時には買い物どころではありません。必要なものがあっても手に入らないものです。

災害への備えは、その時になってから始めても手遅れです。これは東日本大震災で実際に経験したことだから言っています。日常から備えておくことが重要ですよ!

こちらでは東日本大震災で被災した経験をもとに、実際に役に立ったものや「こんなものがあれば良かった」というものをピックアップしています。どんなものを備蓄していいのかわからない方はチェックしてください!

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まとめ

大雨により災害の発生が予想される際に発表される警戒レベル。特に災害がすでに発生している可能性が極めて高いとされる「警戒レベル5」が発表された場合には、命を守る最善の行動をとる必要があります。

大雨による災害は地域によって発生する条件が異なってきます。これは、気温の違いや地形の違いなどによるものです。

他の地域と同じ雨量でも災害に発展する可能性は十分にあるので、お住いの地域の警戒レベルを確認するようにしましょう。

大雨による河川の氾濫や土砂災害は一気に発生するものです。ギリギリまで待機せず、早めの避難を心掛けるようにしたいですね。

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