疫病

マスクはウィルス対策に効果的なのか?正しい使い方と併せて解説

新型コロナウィルスが猛威を振るっている中、「ウィルス99%カットのマスクをしているから大丈夫!」と、マスクを過信してはいませんか?

この記事では、マスクの着用はウィルス対策に効果があるのか?という点について解説しています。マスクの意外な効果やウィルスの感染経路について取り上げているので、マスクの役割を正しく理解することができるでしょう。

他にも、マスクの正しい着用の仕方や捨て方、ウィルス対策に有効な方法、マスクの買い占めについて解説しています。

新型コロナウィルスで混乱している時だからこそ、感染を抑制するためにマスクの正しい知識を身につけていきましょう!

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マスクにはウィルスを防ぐ効果はあるの?

開幕からいきなり核心ですね。結論から言えば「ある程度の効果は期待できる」です。中途半端な言い方になりましたが、「ある程度」とは具体的にどのようなものなのか解説していきますね!

ウィルスの侵入を完全には防げない

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近年では、各企業の研究・開発により高性能なマスクが増えてきています。ですが、どんなに高性能な家庭用マスクであっても、着用するとマスクと顔の間に隙間が生まれるものです。

ウィルスは感染者が会話や咳、くしゃみをした時に出る、目に見えないほど小さな唾液(飛沫)と一緒に大気中へ出ます。その大きさは3~5㎛程の小さなもので、一回の咳で約10万、いっかいのくしゃみで約200万ものウィルスが放出されます。

1㎛ってどのくらいの大きさ?

1㎛=1/1000mm

ある程度ならマスクのフィルターでキャッチできますが、完全には防げるものではありません。マスクと顔の間に生まれた隙間から入り込んでくると防ぎようがないですよね。

接触感染に効果がある

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接触感染は、ウィルスが付着したものを触った後に、鼻や目をこすったりして間接的に感染することです。

例えば、ウィルスの付着した電車の手すりに掴まった後で「鼻がムズムズするなぁ」「目が痒いなぁ」と何気なく触ったとします。

アウトです。普段何気なくしてしまう行為ですが、この行為によって粘膜にウィルスが入り込んでしまい感染してしまうのですね。

ところが、マスクを着用することによって鼻を直接触る可能性が低くなるので、接触感染を防ぐ役割を果たしているのです。マスクをずらして直接地肌に触ったらアウトなので注意しましょう!

ウィルスは目や衣服からでも感染する

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意外かもしれませんが、目からもウィルスに感染することがあります。インフルエンザウィルスはそうですね。

目にも粘膜があり、感染者が咳やくしゃみをした際に出る、ウィルスを含んだ飛沫が目に入んだり、ウィルスが付着したものを触った手で目をこすると、目の粘膜に付着して感染します。

また、ウィルスを含んだ飛沫が衣服に付着して、衣服を触った際に手にウィルスが付着してしまいます。

お医者さんがインフルエンザの検査をしている時にゴーグルを付けているのは、目からの感染を防ぐためなんですね。マスクだけではウィルスから守れないということがわかります。

【ウィルスから守る】マスクの意外な効果

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乾燥した時期、インフルエンザや風邪にかかりやすくなりますよね。これは、空気の乾燥によって体内の粘膜が弱まり、ウィルスが付着しやすくなるために起こる現象です。

また、水分をまとったウィルスは、乾燥した場所に出ることにより水分がなるため、軽くなった分大気中に浮遊しやすくなります。大気中にウィルスが舞っていれば、呼吸によって吸い込み、粘膜に付着して感染してしまう可能性が高まるのです。

乾燥している時期には湿度を保ちましょう!というのはこのためです。実は、マスクを着用することによって、保湿できる効果が望めます。

マスクをした状態で呼吸をすると、マスクと顔の間で湿気ができます。この湿気が粘膜の乾燥を防いでくれるのですね。

粘膜はウィルスの感染を防いでくれる役割を果たします。ですので、乾燥している時期には湿度を保つことが重要なのです。まさに人体の神秘ですね!

ウィルス対策に一番効果的なマスクは?

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個人的な見解になってしまうのですが、「ウィルス対策で使用するなら、マスクはどれを使っても一緒」です。

どうしても1つ挙げるとすれば、使い捨てタイプの防塵マスクです。粉塵から守ることを目的としたマスクなので、花粉やPM2.5といった微粒子を防ぐことが出来ます。ウィルスに対しても一定の効果が望めるからですね。

とはいえ、防塵マスクのような高性能なマスクであってもウィルスを完全に防ぐことはできません。できたら誰も感染なんかしないですからね。

大切なのは、正しく着用すること、適切な行動ではないでしょうか。それさえできれば、どんなマスクを使っても、ウィルスの感染を抑制することが可能です!

ウィルス対策の効果を上げるためマスクは正しく着用する

ここでは、効果的にマスクを使用するため、正しくマスクを着用する際のポイントを紹介します。「できていなかった・・・。」という方は、ぜひ実践してみてくださいね!

できるだけ顔とマスクの間に隙間を作らない

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隙間ができると、そこから粉塵やウィルスを含んだ飛沫が入り込んできます。また、感染者が咳やくしゃみをした際に、飛沫が隙間から飛び散ってしまいます。ですので、できる限り顔とマスクとの間に隙間を作らないことが重要です。

隙間をつくらないようにすれば、フィルター性能の低いマスクであっても高い効果を発揮してくれますよ!隙間をつくらないためのポイントを紹介します。

自分に合ったサイズのマスクを選ぶ

自分の顔に対して大きすぎるマスクを着用すれば、顔を隠すことができますが頬と顎に大きな隙間ができてしまいます。逆に小さいマスクを着用すれば顎まで覆うことはできません。

また、耳にかけるゴムバンドが緩ければ頬や鼻に隙間ができてしまいますし、きつければ鼻の部分に隙間ができるだけでなく、耳が痛くて着用するのが苦痛になってしまいます。

自分の顔にしっかりフィットするサイズのマスクを選ぶことにより、隙間を減らすことができるでしょう。

鼻・口・顎をしっかり覆う

鼻は一番隙間のできやすい場所です。ですので、鼻の部分を軽く押さえつけてフィットさせるようにしましょう。口はもちろんのこと、顎までしっかりと覆います。

最後に、隙間がなくなるように全体を調整します。鼻だけ覆わない、顎まで覆われていないのでは効果が期待できないので注意しましょう!

一度着用したマスクは触らない

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着用したマスクをずらしたり、外すために触ってしまうのは誰しもが経験することではないでしょうか。会話の邪魔になる、ちょっと息苦しい、マスクの位置が悪い、理由は様々です。

目に見えないだけで、マスクにはウィルスや細かな粉塵が付着しています。しっかり仕事をしてくれているので嬉しいことなのですが、せっかく防いだものを手で触ってしまうことになってしまいます。

その手で鼻や目をこすったりしたら接触感染の完成です。気になってしまうのは仕方のない事なのですが、一度着用したマスクは触らないのが鉄則です。もし触ってしまった時には、手洗いを忘れずにしてくださいね!

マスクは1日1枚を目安に

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「そんなに使ってないからもったいない」「汚れてないから大丈夫でしょ!」といった理由で1枚のマスクを何日も使用するケースがあります。

一度使用したマスクは1日を目安に使用しましょう。理由は先程も解説しましたが、着用や外す際に、マスクに付着したウィルスや粉塵を触ってしまうことになるからです。

短時間の使用であっても付着はします。汚れは目に見えないだけでしっかり付いています。お医者さんが手術をするのに使いまわしの手袋を使っていたらイヤですよね。感染を防ぐためのものが感染源になってしまうので、オススメできません。

また、洗って再利用もオススメはできません。洗うことによりマスクのフィルター性能が落ちるだけでなく、干している間にウィルスや粉塵が付着することが考えられるからです。あくまでも、「使い捨て」だということを忘れずに。

【ウィルス対策】マスクの正しい捨て方

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マスクには正しい捨て方があるのはご存知でしたか?マスクの正しい捨て方は、耳にかかっているゴム紐を掴んで外すだけです。

マスクのフィルターの部分を掴むのは間違った外し方なので注意しましょう。理由は、前の項目でも解説しましたが、マスクのフィルターにはウィルスや粉塵が付着しています。

せっかく防いだものを手に付着させてしまうことになってしまいますからね。マスクを外した後は手洗いを忘れずに行いましょう。

ウィルス対策に効果的なのは手洗いとアルコール消毒

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ウィルス感染で怖いのは接触感染です。知らず知らずのうちにウィルスの付着したものを触ってしまい、目や鼻などを触って粘膜にウィルスが付着してしまうことにより感染します。

手洗いやアルコール消毒をすることにより、ウィルスの感染を防ぐことができます。マスクだけでは感染を防ぐことができないので、マスクの着用と一緒に行うことが大切です。

「あれ?うがいは?」と感じるかもしれません。実は、インフルエンザ対策にうがいは効果的だという証明がされていません。ウィルスが喉に入り込んでしまうと、ものの数分で吸収されてしまうからです。

「じゃぁ、うがいはしなくていいの?」という疑問に答えます。うがいは口内の雑菌が肺の中に入って起こる「肺炎」や風邪の予防に効果があります。この2つが予防できるだけでも、うがいをする価値は十分にありますね!

ちなみに、水道水や緑茶でうがいをすると効果的です。ヨード薬でのうがいは口内の善玉菌まで殺菌してしまうため、かえって免疫力を低下させてしまうため効果が期待できない実験結果がでています。

ウィルスが蔓延している時には行動に注意を

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現在では新型コロナウィルスの感染によって外出の自粛が呼び掛けられています。インフルエンザが流行する時期になると学級閉鎖になったりする場合もありますね。空気感染しないのにもかかわらずです。

それだけ危険なウィルスであり、感染しやすいということの表れではないでしょうか。新型コロナウィルスに関しては感染者が増えているのが現状です。

不要不急の外出をすることにより、飛沫感染や接触感染の可能性が高まります。自分では気を付けているつもりでも、誰かとすれ違った時に飛沫感染したり、ふとした瞬間に接触感染する可能性があります。

何の病気でもそうですが、かかり始める前に対策をすることが重要です。病気にかかってから対策をしても手遅れですからね。

人の密集している所は避ける、不用意な外出は避ける、といった行動にも注意することで、感染を防ぐことができます。何より、病の流行を収束させることにもつながる大きなメリットとなるでしょう。

【ウィルスの感染拡大】マスクの買い占めは逆効果

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新型コロナウィルスの拡大に伴い、マスクが手に入りにくい状況になっています。マスクだけでなく、トイレットペーパーの買い占めも話題に上がりましたね。

個人的には「買い占めは感染を拡大させるだけなんじゃない?」と感じました。

転売目的は論外として、買い占めによる行列は感染の拡大につながるはずです。列に並んでいて、前と後ろの人との距離は数十センチ程度です。何十人も並んでいる中に感染者がいたらあっという間に感染が拡大するのは目に見えています。

また、マスクの買い占めに関してですが、マスクは元々「感染者が咳やくしゃみ等による、ウィルスを含んだ飛沫を防ぐ」ことが目的です。感染者がマスクを着用することが一番重要な事なんですね。

買い占めにより品切れになってしまえば、本当に必要な人へ行き渡らなくなってしまいます。結果、感染してマスクの着用をしたくてもできない人が増えて、感染が拡大してしまう事態になるでしょう。

買い占めによるメリットは自己満足しかありません。むしろ事態を悪化させる原因となってしまいます。焦る気持ちはわかりますが、自分の首を絞めることにつながるので、買い占めは避けるようにしましょう!

どうしても不安な時は、買い占めではなく「備蓄」をしておくことを強く勧めます。備蓄をしておけば、買い占めによる品切れの状況でも慌てることはありません。すでにストックしてあるのですから、急いで買いに行く必要はないですよね。

また、買い占めはウィルスの蔓延によるものだけではありません。大規模な災害が発生した場合にも必ず起こります。物が手に入らない時でも対応できる、ライフラインがストップした時にも対応できる、列に並んで感染するリスクを減らせるといったメリットが備蓄にはあります。

どんなものを備蓄しておけばいいのかわからない方は、「必要な備蓄品リスト」を参考にしてみてください。

東日本大震災で被災した経験をもとに、「これは役に立った」「こんなものがあればいいかな」というものを紹介しています。いざという時に、きっとあなたの役に立ってくれますよ!

まとめ

マスクを着用したからといって、必ずしもウィルスの感染を防げるものではありません。手洗いやアルコール消毒、不要不急の外出は避ける、といった対策も必要になります。

また、マスクは感染者が着用することにより効果を発揮します。買い占めをすることによって、本当に必要な人へ行き渡らなくなってしまい感染が拡大してしまう事態になるので、買い占めは避けるようにしましょう。

マスクの正しい着用、捨て方は意外と浸透していないものです。もしあなたの周りで間違った使い方をしている人がいたら、正しい使い方を教えてあげて下さい。それだけでも、感染の抑制につながります!

現在も感染の拡大を続けている新型コロナウィルス、世界各地で亡くなっている方は大勢います。一刻も早く事態が収束することを祈っています。

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