豪雪

【今すぐ実践できる】雪道での運転のコツは『ゆっくり走る』こと

雪道の運転は神経を使うため、道路に雪が積もっているのを見ただけで憂鬱な気分になりますよね。雪の状況によってスリップしやすかったりするので、雪道の運転は何度やっても慣れない方がいることでしょう。

この記事では、雪道を運転する際のコツについて解説しています。今すぐ、誰にでもできることなので、雪道の運転が苦手な方は実践してみてください。

他にも、スリップしやすい危険な場所や、路面状況を紹介しているので、運転に自信がない場合には、その場所を避けることでスリップ事故の可能性を抑えることができますよ!

出典:https://www.photo-ac.com/

雪道での運転のコツは『ゆっくり走る』

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「雪道ではゆっくり走る」これさえ守れば、スリップ事故は激減します。ワダチの上を走るだの、あえて圧雪の上を走るだの、様々なコツがありますが、そんなの気にしてる余裕がない人にとっては無理な相談です。

誰でもできる雪道運転でのコツは、ゆっくり走ることしかありません。「ゆっくりって具体的に何キロくらいで走行すればいいのさ?」とツッコミを入れたくなるでしょう。

僕の場合は「30km/h」以上はスピードを出さないようにしています。「おっそ!」と思うかもしれませんが、ゆっくり走ることで地面とタイヤがしっかり接地してくれるので、スリップしにくくなるわけです。

ゆっくり、車間距離をしっかりとって運転すれば、スリップや追突することはほとんどありません。ただし、遅く走行するからには周りのことも考える必要があります。

道を譲ることを忘れずに

たまに見かけるのですが、遅い走行なのにもかかわらず、頑なに道を譲らず渋滞を誘発している方がいます。その強いメンタルは見習いたいのですが、後ろを走行している人にとっては迷惑行為ですよね。

ゆっくり走るのは悪いことではないのですが、周りの状況を気にも留めないのはただの迷惑行為でしかありません。

バックミラーを確認して後続車が詰まっているようであれば、ハザードランプを点灯して路肩に寄り、道を譲ることが大切です。遅く走るのであれば、それなりの気遣いを忘れないようにしましょう。

ちなみに、僕は後続車が見えた時点でハザードを点灯して路肩に寄ります。後続車がいなくなった時点で発進しています。ビビりなので。

道路状況を見極めることも大切です。視界の悪いカーブのど真ん中で道を譲られても、相手を危険にさらしてしまいます。対向車が少なく、見通しの良い場所で道を譲るようにしましょう。

雪道運転では急ブレーキ・急アクセル・急ハンドルは厳禁!

そもそも、どうして雪道でタイヤがスリップするの?と疑問に思いますよね。この答えは、「水の膜」です。

道路上を車が通過することで、タイヤの摩擦やエンジンの熱で氷が溶け、氷上に水の膜ができます。この氷が溶けた際にできる「水の膜」が摩擦係数を減らすことで、滑りやすくなるわけですね。

スタッドレスタイヤは、地面としっかり接地する(グリップ)際に水の膜を除去する働きをするため、雪道でも滑りにくくなっています。

もともと雪道では摩擦係数が低くなっています。ですので、グリップ力や水の膜を除去する働きをなくしてしまう急ブレーキ・急アクセル・急ハンドルの操作は、雪道での運転ではスリップしやくなるため厳禁なのです。

雪道の運転が初心者の人は『一度滑ってみる』

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といっても、実際に滑ってみないと怖さはわからないものです。そこで、初心者の方に特にオススメなのが、「一度滑ってみる」ことです。

家の庭や交通量の少ない道で構いません。雪道で少し進んだ後に急ブレーキ操作をしてみてください。スリップした際の車体の動きが体験できます。

注意点として、急アクセルは厳禁です。予期しない動きで大きな事故につながる恐れがあるため、ゆっくり発進した後に急ブレーキ操作をしましょう。

いざ実行してみると、あまり滑らなくて「大したことないじゃん」と感じるかもしれませんが、実際に滑ると、この数倍もの勢いで車が滑って一気に回転します。車の制御ができなくなる怖さを体験するための方法として活用してみてください。

ちなみに、僕はその日の路面状況を確認するために行ったりします。ちょっとでも滑れば、他の道がアイスバーンになっている可能性があるため、状況確認にもオススメです。

雪道運転ではこんな場所が危険!

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ここでは、雪道の中でもスリップ事故が起こりやすい場所を紹介します。凍っていないように見えても、一瞬の油断でスリップしてしまうことがあるため、「ゆっくり運転」を心掛けましょう。

坂道

アイスバーンとなった下り坂は、ブレーキを踏んでも止まれないことがあります。スピードのでている状態では車体を止める術がないため、エンジンブレーキやポンピングブレーキを活用し、いつでも止まれる速度で走行しましょう。

特に、SUVやワンボックスタイプの車は車体重量が重いことで、下り坂ではスピードが出やすくなるため、早めの減速を心掛けましょう。

坂道の怖いところは下り坂だけではありません。積雪の状況や坂の勾配によっては、上り坂の途中でタイヤがスピンしてしまい、走行不能となってしまうことがあります。夏タイヤであれば、上ることはできないと思った方がいいでしょう。

積雪量の多い、融雪時、アイスバーンになっている場合には、上り坂を回避することも一つの選択です。

積雪がないからといっても油断は禁物

個人的に怖いなぁと感じたのは、峠道などで上り坂は積雪がない普通の路面で、下り坂になったとたんアイスバーンになっている場合です。

上っている最中には普通の路面なので、スピードを出しますが、そのまま坂を上りきって下り坂が見えた時に、「げぇっ アイスバーン」と慌ててブレーキを踏んでも手遅れです。

強いブレーキ操作でスピンしてしまう可能性があるからですね。凍っている下り坂のカーブを、時速50kmで走行するのは心臓に悪いです。

こうなってしまうと滑らない事を祈るしかないので、『見えない場所』には危険が潜んでいることを意識しておきましょう。

カーブ

カーブでは、「遠心力」により道路の外に出ようとする力が働くため、滑りやすい路面状況だと事故に繋がりやすい危険な場所といえます。

アイスバーンになっている、下り坂の急カーブを走行しなければならない時の絶望感は計り知れません。

カーブに侵入する際には、侵入前に十分減速します。具体的には、カーブを曲がっている時にはブレーキを使用しなくてもいいくらいの速度で走行しましょう。徐行ですね。

トンネル出口

トンネルの出口付近は、雪が溶けだしやすいためスリップしやすい路面状況になっています。

トンネル内では雪が積もっていないため、ついついスピードを出してしまいがちです。後述しますが、トンネル内でもスリップする可能性はあります。

トンネル内だから、といってスピードを出し過ぎないこと。また、出口が見えてきたらスピードを落とすといったように余裕を持った運転をすることが重要です。

トンネル内もスリップする可能性が

「トンネル内には雪が吹き込んでこないから、凍結することはないでしょ」と、スピードを出してしまいがちですが、トンネル内でもスリップする可能性は十分にあります。

雪をどっさりと被った車からの落雪、雪道で濡れたタイヤで走行しているために路面が濡れている、こんな光景は見たことがあるはずです。

車通りの少ない、外気温が低い状態であれば、濡れた路面が凍結する可能性があります。単調な景色で運転が雑になりやすい場所だからこそ、スリップには十分注意したいですね。

交差点

交通量の多い場所だから雪が溶けやすい。と勘違いしてしまいがちですが、交通量が多いことで雪が踏み固められて、アイスバーンになりやすい場所となります。

また、交差点では停止からの発進だけでなく、右折左折といった『曲がる』走行をすることが多いため、スリップしやすい状況なんですね。

僕の経験上になってしまうのですが、タイヤが一番スリップしやすいのは発進の時です。交差点では停止→発進の動作が多いため、特に注意が必要になります。

橋の上

橋とありますが、大小関係ありません。数メートルしかない小さい橋であっても、アイスバーンになっていることがあります。

橋の上は吹きさらしになっているため、気温が低くなりやすく、周囲より凍結しやすい状態になっています。

厄介なのは、周辺の道路は融雪して普通の路面なのに、橋の上だけピンポイントでアイスバーンになっていることが非常に多いです。

周囲に積雪がなくても、「橋の上=アイスバーン」くらいの気持ちで走行することが、スリプ事故を防ぐことに繋がります。

どうしても雪道での運転が苦手な人は装備を整える

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お金の力は偉大です。「お金があれば何でもできる!フハハハハハハッ」というセリフを一度は言ってみたいですね。

さて、中にはどうしても雪道での運転に慣れることができないという方もいるでしょう。その場合、装備を整えることで雪道での運転がグッと楽になります。ここでは、雪道を運転する上で、オススメしたい装備を2つ紹介します。

4WD

まずは『4DW』の車を選ぶことです。2WDと比べると、雪道での安定性は格段に違います。雪道運転が苦手な方にとっては、一番オススメしたい装備です。

4WDといっても様々な種類があります。常に4DWで走行する「フルタイム4DW」、電子制御で切り替える「スタンバイ4DW・電気式4DW」が主流ですね。

一昔前は、スタンバイ4DWは「なんちゃって4DW」といわれるほど、安定性のない性能でしたが、現在では技術の進歩によりしっかり機能してくれます。

確実性なら「フルタイム4DW」、安価なら「スタンバイ4DW」、ハイブリッド車なら「電気式4DW」と状況に合わせて選んでみてください。

タイヤチェーン

「装着がめんどくさい」と思ったでしょう。同感です。ですが、グリップ力に関しては、スタッドレスタイヤより優れています。つまり、滑りにくいということですね。

とはいえ、チェーンを装着した時のハンドルのブレや振動、騒音が嫌だという方もいることでしょう。そんな方のために、布のような素材のチェーンをオススメします。

日本ではあまり普及されていないものですが、軽量かつ女性でも簡単に装着できる順応性、振動やハンドルのブレがない操作性、どれも従来のタイヤチェーンと比べて優れています。

ヨーロッパで開発され、日本では徐々に注目を集めている「オートソック(ソックスの意)」。雪道が苦手かつ、僕の様に面倒くさがりな方にとっては救世主のようなタイヤチェーンですね。

ただし、従来のチェーンと比べてデメリットはあります。布のような素材なため、金属製と比べて強度は劣ります。また、グリップ力も劣るので、積雪量の多い地域には向いていません。

地域性と自身の好みに合わせて、タイヤチェーンを選ぶようにしましょう。タイヤのサイズを確認することを忘れずに。

【ダメな時はダメ】雪道運転は諦めも肝心

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どんなに気を付けて運転をしていても、スリップする時はします。そんな時は、素直に諦めましょう。

で、終わらせるのはあんまりなので、ここでは、どんな路面状況だとスリップしやすいのか、スリップした時の運転操作を紹介していきます。

スリップしやすい路面状況

路面が凍結した状態である「アイスバーン」はスリップしやすい危険な状況です。特に、路面が濡れているように見える「ブラックアイスバーン」は、凍っていると認識しづらいため、ついスピードを出してしまいます。

通過する際に「ビチャビチャ」と音が鳴れば溶けて濡れている状態ですが、音がしない場合には「ブラックアイスバーン」となっているので、ゆっくり運転をするようにしましょう。

もう一つは、雪がシャーベット状になっている時です。水を多く含んでいるため、雪とタイヤの間に水が浸入することで、摩擦係数が低くなりスリップします。

僕も一度だけ経験があるのですが、春先に降るドカ雪が積もった雪道を走行していました。4DW+スタッドレスタイヤの車で20km/hの速度で走行していたのにもかかわらず、何度もスリップしました。

前を走っていたSUV車も、同じように何度もスリップしており、どんなに遅く走行してもスリップしてしまうのは衝撃でした。数時間後には完全に雪は溶けたため、水分を多く含んだ雪だったわけですね。

雪がシャーベット状となっている路面は、アイスバーン並に危険です。特に、いきなりスリップしてしまうことが多いため、スピードの出し過ぎは厳禁といえるでしょう。

スリップした際の運転操作

一度スリップしてしまうとパニックになり、ブレーキを踏んだり急なハンドル操作をしてしまうものです。スリップした際には、「何もしないこと」が重要になります。

ブレーキを踏むとタイヤがロックしてしまい、地面とタイヤの間にある水の膜をかきだすことができなくなるので、かえって滑りやすくなってしまう可能性があります。

急なハンドル操作は、制御がきかずに車体の向きが不安定になるため、スリップした後にスピンしてしまう原因になってしまうのです。

雪道の運転をする際には時間にゆとりをもって

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雪道ではゆっくり運転が基本となるため、路面が乾いている状態の時と比べて、目的地の到着までには時間がかかるものです。

また、雪道では事故が発生しやすいため、思わぬところで事故渋滞が発生していたりしますね。

時間に余裕がない時には、運転が雑になったりスピードを出してしまうものです。ただでさえ滑りやすい路面状況の中において、雑な運転は危険な行為です。

雪道運転をする際には、時間に余裕をもって出発するようにしましょう。これも、雪道を運転する際のコツです。

まとめ

雪道を運転する際のコツは「ゆっくり走ること」の一点につきます。誰でもできる、簡単なことなので、ぜひ実践してみてください。その際、詰めてきた後続車に道を譲ることを忘れずに。

急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルは、スリップの原因となってしまうので、絶対にやめましょう。乾いた路面であっても、車やタイヤへのダメージが大きいので、行わないことが重要です。

また、坂道・トンネル出口・カーブ・交差点・橋の上は、路面が凍結しやすく滑りやすいため、走行の際には注意しましょう。

出発する際には時間に余裕を持つこと、ゆっくり走ることを心掛けて運転してください。無理のない運転で事故をなくしましょう!

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