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次亜塩素酸ナトリウムはウィルスに効果的!消毒液の作り方を解説

新型コロナウィルスの感染が拡大している中、各々ウィルスの感染を防ぐ対策をしていることでしょう。次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒は、新型コロナウィルス対策に有効な手段の一つです。

この記事では、次亜塩素酸ナトリウムがウィルスに及ぼす効果や、一般的に市販されている「塩素系漂白剤」を使った次亜塩素酸ナトリウム液の作り方を紹介しています。

使用上の注意や効果的な使用方法、保存する際の注意点も解説しているので、どなたでも安全に使用ができる内容になっています。

新型コロナウィルスだけでなく、他のウィルス対策としても効果的なので、ウィルス感染を防ぐために当記事を役立ててください!

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【どんなウィルスに効く?】次亜塩素酸ナトリウムの効果

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次亜塩素ナトリウムは、アルコール消毒では効果が期待できないノンエンベロープウィルスにも効果を発揮します。もちろん、エンベロープウィルスにも効果てきめんなので、広い範囲のウィルスに効果が望めます。

ウィルスの種類

●エンベロープウィルス・・・インフルエンザウィルス・新型コロナウィルス・エボラウィルスなど

●ノンエンベロープウィルス・・・ノロウィルス・ロタウィルス・A型肝炎ウィルスなど

次亜塩素酸ナトリウムは生活の中に深く関わっていて、料理や飲料に使われる水道水にも使用されています。大腸菌や一般細菌といった有害な菌を殺菌するためですね。

様々な場面で消毒用として用いられる次亜塩素酸ナトリウムですが、使い方を間違えれば人体に悪影響を与えます。

次亜塩素酸ナトリウム液を作る前に、次の項目では正しく取り扱うための注意点を紹介します。

次亜塩素酸ナトリウムを取り扱う上での注意点

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次亜塩素酸ナトリウムは、間違った取り扱いをすると失明や人体に悪影響を与えるだけでなく、最悪の場合命に関わります。正しく取り扱い、効果的なウィルス対策をしましょう!

酸性タイプの製品と混ぜ合わせない

「まぜるな危険!」でお馴染み、もはや鉄板ですね。とはいえ、酸性タイプの製品ってどんなものなのか意外とわからないものです。

酸性タイプの製品は、主にトイレの尿石除去や水回りの水垢除去で使用されています。メジャーなものだと、緑のボトルでお馴染み「サンポール」が有名ですね。他にも、お風呂用洗剤やキッチン用洗剤にも酸性タイプの製品は見られます。

カビ取りの「塩素タイプ」と水垢取りの「酸性タイプ」は、汚れ落としの相性の良さから同時に使ってしまいがちですが、混ぜ合わせることで塩素ガスが発生します。

塩素ガスの危険性は戦争の化学兵器として用いられるほどです。目や皮膚に刺激を与えるだけでなく、吸引すると肺の中に血液が溜まり呼吸困難となります。泡状の血の痰も出てきます。

塩素ガスがどれほど危険か解ったでしょうか?僕も書いているうちに気が滅入ってきました。気を取り直して・・・

要は、他の洗剤と一緒に使わないのが一番安全だということです。また、次亜塩素ナトリウム自体も不快な匂いを発します。ですので、使用する際は換気を行うことが大切です。

人体に直接かからないようにする

次亜塩素酸ナトリウムは強い殺菌力を持ちますが、その分人体への刺激も強いです。使用する際には手袋、ゴーグル、マスクを着用しましょう!万が一の時の応急処置は以下の通りです。

誤って目に入った場合

こすらずに15分以上流水で流し、異常の有無に関わらず直ちに眼科医に相談しましょう。

誤飲した場合

吐かずに口をすすぎ、コップ1~2杯の牛乳か水を飲む等の処置をして、直ちに医師に相談しましょう。

皮膚についた場合

直ちに洗い流し、異常が残る場合は皮膚科医に相談しましょう

塩素系漂白剤の製品ホームページでも応急処置の方法が詳しく紹介されているので、そちらをチェックするのもオススメです。

また、使用中に目がしみる、せき込む、体調が悪くなった場合は、使用をやめてその場から離れましょう。うがいと洗顔も忘れずに。

次亜塩素酸ナトリウムは独特な匂いがします。人によっては匂いで気分が悪くなることもあるでしょう。ですので、換気を行うことも大切ですよ!

原液のまま使用しない

塩素系漂白剤を直接触った事のある方はわかると思いますが、手がヌルヌルします。

これは、化学熱傷と呼ばれる症状で、皮膚が溶けてしまったためにヌルヌルになるのです。一般的に市販されている塩素系漂白剤の塩素濃度は5~6%です。

たった5%程度でこの威力なので、いかに強力かがわかりますよね。濃度100%なら人体を溶かすだけでなく、建物の床を貫通して地球の地表を溶かし、マントルにまで到達するかもしれません。

よくわからない話をしましたが、もともと塩素系漂白剤は希釈して使用するものです。ボトルに記載されている使用方法をきちんと守って使用するようにしましょう。また、「使用上の注意」は必ず確認してくださいね!

子供の手の届かない場所に保管する

間違った取り扱いをすれば重大な事故につながるのが次亜塩素酸ナトリウムです。好奇心で触ってちょっとしたケガで済むならいいのですが、次亜塩素酸ナトリウムの場合、そうはいきません。

子供は好奇心旺盛です。「まぜるな=まぜたらどうなるんだろ?」と、考えてしまうものです。

間違いを犯してからでは遅いので、はじめから子供の手の届かない場所に保管しておくようにしましょう。

【ウィルスに効果的】次亜塩素酸ナトリウム液の作り方

ここでは、次亜塩素酸ナトリウム液の作り方を紹介しています。ですが、前の項目の注意点を読んだせいで気後れしてしまった方もいるのではないでしょうか?

安心してください、確かに危険なものではありますが、正しく取り扱えば事故は起きません。あなたや家族をウィルス感染から守るための役に立ってくれますよ!

用意するものは「塩素系漂白剤」「水道水」「500mlの空のペットボトル容器」です。

こちらは原液の塩素濃度が5%なので、塩素濃度が5%のものを使用した場合の次亜塩素酸ナトリウム液の作り方になります。

濃度0.1%の作り方

濃度0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液は、ウィルス感染した方の嘔吐物や糞便が付着した床の処理等に使用します。床だけでなく、ウィルスが含まれている嘔吐物や糞便も消毒しなくてはいけないので、濃いめの濃度になっています。

作り方
  1. ペットボトルの容器に塩素系漂白剤の原液10mlを入れます(ペットボトルのキャップ2杯)
  2. ペットボトルの容器に水を500ml入れます
  3. 完成!

個人的にはキャップ4杯分(20ml)と濃い目の濃度にした方が効果的だと感じます。理由は、市販されている塩素系漂白剤の製造年月日が不明なため、長期間の陳列で原液の塩素濃度が低下している可能性があるためです。

濃度0.05%の作り方

ドアノブや手すりの消毒に使用します。他にも、調理器具の消毒にも使用できるので、食中毒を防ぐことができますよ!

作り方
  1. ペットボトルの容器に塩素系漂白剤の原液5mlを入れます(ペットボトルのキャップ1杯)
  2. ペットボトルの容器に水を500ml入れます
  3. 完成!!

こちらも同じ理由で、キャップ2杯分(10ml)の方が効果的でしょう。使用したものの、実際には消毒に有効な濃度ではなかった・・・、では目も当てられませんからね。

計量が面倒な方のために

計量が面倒くさい・・・、そんなあなたには、こちらをオススメします。

こちらは、原液が0.1%の塩素濃度なので希釈の必要がありません。原液の塩素濃度の低下を考えると、0.05%としてもそのまま使用できますね。

ですが、濃い目であることには変わりないので、水拭きをしっかりと行いましょう!

次亜塩素酸ナトリウム液の効果的な使い方

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次亜塩素酸ナトリウム液をタオルやキッチンペーパー等に浸した後、消毒したい場所を拭きます。その後、次亜塩素酸ナトリウム液で拭いた場所を水拭きする、という流れになります。

その際、汚れている所があればあらかじめ洗浄しておきましょう。汚れがあると、次亜塩素酸ナトリウムは汚れに作用して効果が落ちてしまいます。殺菌力が低下してしまうのですね。

また、次亜塩素酸ナトリウム液で拭いたからといって、すぐに消毒されるものではありません。拭いた後、10分程度放置してから水拭きをするようにしましょう。

次亜塩素酸ナトリウム液は、時間が経つにつれて消毒効果が低下します。大量に作り置きをせず、その都度、次亜塩素酸ナトリウム液を作ることが効果的に消毒するポイントです!

【効果的に使うために】次亜塩素酸ナトリウム液の使用上の注意

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ここでは、次亜塩素酸ナトリウム液を使用する際の注意点を紹介します。正しく使用することにより、効果的に消毒することができるでしょう!

スプレーはオススメできない

ここまで読んだ人の中で「なんでペットボトル?スプレーの方が便利じゃない?」と感じた方がいるのではないでしょうか。結論から言えば、スプレーはオススメできません。

「取り扱う上での注意点」の項目で解説しましたが、次亜塩素酸ナトリウムは人体に与える刺激が非常に強いです。スプレーをして霧状になったものが自分自身にかかってしまう危険があるためです。

また、スプレーを吹きかけることにより、ウィルスが舞ってしまい飛沫感染となる可能性があります。タオルやキッチンペーパーに浸してから拭き取るようにしましょう。

金属への使用には注意を

次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化作用によって殺菌します。対象を酸化させる効果があるので、金属に使用すると腐食してしまいます。錆びにくいとされるステンレスやチタンであってもです。ですので、金属に使用する場合は放置プレイ厳禁です。

次亜塩素酸ナトリウムには残留性といって、酸化作用がしばらく残る特性があります。乾燥すれば塩素ガスとなって蒸発しますが、濡れた状態だと酸化作用が残ります。

殺菌作用が残るので嬉しいことなのですが、金属の場合は腐食の原因となってしまうので、腐食を防ぐため十分な水拭きをした後に、乾拭きをして水分を残さないようにすると安心ですよ!

安全に使用するために

次亜塩素酸ナトリウムは人体に強い刺激を与えるのでしたね。要は、人体へ直接使用するのは害だということです。

次亜塩素酸ナトリウム液を使用する際は、手袋・ゴーグル・マスクを着用して皮膚への付着を防ぐと共に、換気も行いましょう。

アルコール消毒と違い、皮膚に付着すると化学熱傷を引き起こすので、手や指先の消毒は絶対にやめましょう。

【効果的に使うために】次亜塩素酸ナトリウム液の保存上の注意点

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次亜塩素酸ナトリウム液は直射日光に当たることで分解が進み、消毒効果が低下してしまいます。紫外線が原因ですね。

また、温度が上昇によっても分解が進みます。ですので、直射日光を避ける、高温になる場所での保管は避けるべきです。

空のペットボトル容器といった、中身が判別しにくいものの場合、誰かが誤飲する可能性があります。「消毒用」「危険物につき開封禁止」等の注意書きをしておくと安心ですね。

子供の手の届かない場所に保管しておくことも忘れないようにしましょう。作り置きせずに使い切るのが理想です。

【効果的なウィルス対策】手洗い・アルコール消毒も忘れずに

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次亜塩素酸ナトリウムは優れた消毒効果を発揮しますが、「物」にしか使用できません。せっかく消毒しても、ウィルスの付着した手で触れば効果がないので、手洗い・アルコール消毒も併せて行いましょう。

感染の可能性の高い「密集した場所」を避ける、ウィルスが蔓延している時には不要な外出を避けるなど、感染を抑制するための行動も大切です。

次亜塩素酸ナトリウムでの消毒は、あくまでも感染を抑制するための手段の一つということを忘れないようにしましょう。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は違うもの

名前は似ているのですが、この2つは違うものです。次亜塩素酸ナトリウムの危険性は、当記事をご覧になってるあなたなら、もう知っていますよね。

一方、次亜塩素酸水は「低濃度であれば人体に影響を及ぼさない」と科学的に証明されているものです。次亜塩素酸水を求める人が、次亜塩素酸ナトリウムと間違ってしまうケースがあるのでしょう。

ちなみに、次亜塩素酸水に関しては「次亜塩素酸水の効果」の記事で詳しく解説しているので気になった方はチェックしてみてください!

身近で間違えそうな人がいたら教えてあげてくださいね。「神」として末代まで崇められるかもしれませんよ!

まとめ

次亜塩素酸ナトリウムは、人体に悪影響を与える危険なものです。ですが、正しく取り扱えば安全に使用することができます。注意点をまとめると、

  • 酸性タイプの製品と混ぜ合わせない
  • 人体に直接かからないようにする
  • 子供の手の届かない場所に保管する
  • スプレーでの使用は避ける
  • 金属に使用すると腐食しやすい

ですね。次亜塩素酸ナトリウム液を作る場合は、使用目的によって濃度を調整するようにしましょう。嘔吐物や糞便の処理には0.1%、ドアノブや手すり等の消毒には0.05%です。一般的に市販されている塩素系漂白剤で作ることができるので、試してみてください。

計量が面倒な方は、始めから0.1%の濃度で希釈されているものを使用すれば、軽量の手間が省けますよ!

手洗いやアルコール消毒、感染の可能性の高い場所は避ける等の対策も併せて行い、ウィルスの感染から身を守りましょう。

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