疫病

4つあるウィルスの主な感染経路を対策方法と併せて詳しく紹介

ウィルスの種類によって感染経路が違うのはご存知でしたか?ウィルスは様々な経路から入り込んで感染してきます。ウィルスの感染を防ぐために感染経路を知ることは重要な事なのです。

この記事では、ウィルスの感染経路にはどのような種類があるのかを解説しています。他にも、感染経路別の対策方法を紹介しているので、感染症を防ぐために役立つ内容になっています。

感染症を防ぐことは難しいことではありません。普段から行っていることを続けていれば防ぐことはできます。

「特に何もしてないや」という方でも、今から始めることができるので、ウィルスの感染拡大を防ぐため当記事を役立ててください!

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ウィルスの感染経路①【空気感染】

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空気感染とは、空気中に漂っているウィルスを吸い込んでしまうことにより感染することです。

通常、ウィルスは感染者が咳やくしゃみ、会話をする際に出る「目に見えないほどの細かい唾(飛沫物)」と一緒に大気中に出ます。そのため、ウィルスは水分をまとっているので、水分の重みにより空気中を漂うことなく落ちてしまうのです。

また、水分が蒸発して空中に飛散しても、乾燥して感染力が落ちてしまうものですが、中には感染力が落ちないウィルスがいます。

このウィルスは空気中を漂っているので、離れた場所であっても感染してしまう可能性があります。厄介なことに、空気感染をするウィルスは非常に小さいので、普通のマスクでは防ぎきれない特徴も併せ持っているのです。

空気感染するウィルス
  • 結核菌
  • 麻疹(はしか)
  • 水痘(みずぼうそう)
  • etc…

【ウィルス対策】空気感染を防ぐために

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前の項目でも解説しましたが、ウィルスは非常に小さいので普通のマスクでは防ぎきることができません。顔とマスクの隙間や、フィルターを通過してしまうからですね。

ですので、高性能マスク(N95・DS2)を着用することにより空気感染を抑えることができます。高性能マスクについては「災害・ウィルス対策には防塵マスクを」の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください!

高性能マスクはウィルスの吸入を防ぐものです。感染者が着用する場合は、ウィルスの飛沫を防ぐ「サージカルマスク(一般的に市販されているマスク)」を着用するようにしましょう。

他の対策として、部屋の換気も有効です。1時間に12回以上の換気をすることにより、約30分で空気中の粉塵の99.9%が除去できると言われています。こまめに換気をすることにより、ウィルスを室内から追い出すことができるでしょう。

空気清浄機によるウィルスの除去は個人的にはあまりオススメできません。理由は、置き場や家具の配置によって効果が得られない可能性があるためです。また、フィルター交換時に付着したウィルスを吸い込んでしまう可能性があるので、リスクが高いといえます。

空気感染対策
  • 高性能マスクの着用
  • こまめな部屋の換気

ウィルスの感染経路②【飛沫感染】

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飛沫感染とは、感染者が咳やくしゃみ、会話による「目に見えない細かい唾(飛沫物)」を吸い込むことによって感染してしまうことです。

前の項目でも解説しましたが、通常ウィルスは飛沫物の水分の重みにより空気中を漂うことなく落ちてしまいます。その距離は1~2mほどですね。

ですが、くしゃみのように勢いよく飛び出る場合は10mも飛散してしまうので注意が必要です。

また、ウィルスを含んだ飛沫物がドアノブ等に付着してしまうと、接触感染につながってしまうので厄介な感染経路といえますね。

飛沫感染するウィルス
  • インフルエンザウィルス
  • カゼウィルス
  • コロナウィルス(SARS・MERS・新型コロナウィルス)
  • etc…

【ウィルス対策】飛沫感染を防ぐために

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感染者・非感染者共にマスクの着用が大切です。感染者の場合は、飛沫物の拡散を防ぐことができるので、周囲への感染拡大を防ぐことができます。

とはいえ、顔とマスクに隙間があると、そこから飛沫物が漏れてしまうので、なるべく隙間を開けないように着用することが重要です。非感染者においても隙間からの侵入を防ぐという意味で同様ですね。

飛沫物は比較的大きなものです。一般的に市販されている家庭用マスクでも十分対応できます。

意外と盲点なのが「目」です。目にも粘膜があるので、ウィルスの侵入経路となります。インフルエンザが流行すると、お医者さんがゴーグルと着用して診察するのはこのためですね。

ですので、ゴーグルやメガネを着用することで目に見えない飛沫物からの感染を防ぐことができます。

コンタクトレンズは粘膜に接触しているものなので、飛沫感染を防ぐ効果はありません。

また、人の密集している所は避けるべきです。自分が気を付けていても、周りが会話をしていたら感染の可能性があります。感染の可能性があるところへは近づかないのが鉄則です!

飛沫感染対策
  • マスクの着用
  • ゴーグルやメガネの着用
  • 人の密集している所は避ける

ウィルスの感染経路③【接触感染】

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接触感染とは、ウィルスの付着したものを触り、目や鼻、口にある粘膜に触ったり、感染者の粘膜や血液に直接触れて感染してしまうことです。

例えば、ウィルスの付着したドアノブを触る、ウィルスの付着したタオルで手を拭くといったことで簡単にウィルスが付着してしまいます。

他にも、性行為など、感染者に直接触れることで感染するウィルスもあります。傷口から感染する場合もあるので、可能性は無限大ですね。

正直、完全に防ぐことは無菌室でもない限りは無理でしょう。いかに感染の可能性を抑えることができるかが重要です。

接触感染するウィルス
  • エイズウィルス
  • インフルエンザウィルス
  • コロナウィルス(SARS・MERS・新型コロナウィルス)
  • etc…

【ウィルス対策】接触感染を防ぐために

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手洗い・アルコール消毒は有効な手段です。手に付着したウィルスや細菌を除菌・消毒することができるので、接触感染を防ぐことができます。

ですが、正しく行わないと効果がないので注意が必要です。「手洗いは石鹸がおすすめ!」の記事で、正しい手洗いの仕方や注意点を紹介しているのでチェックしてみてください!

手洗いに使用する石鹸は普通のもので十分効果を発揮ます。薬用石鹸にこだわる必要はありませんよ!重要なのは「手の洗い方」です。

また、次亜塩素酸ナトリウムを使用したドアノブ等の消毒も効果的です。アルコール消毒では効果が薄いウィルス(ノロウィルスやロタウィルス)にも効果があるので、食中毒を防ぐことができます。

次亜塩素酸ナトリウムは取り扱いに注意が必要なので、「次亜塩素酸ナトリウムはウィルスに効果的!」の記事を参考に消毒を行ってみてくださいね!

次亜塩素酸ナトリウムは人体に有害なものなので、くれぐれも取り扱いに注意しましょう!製品に記載されている使用上の注意点を必ず守ってくださいね。

ウィルスが蔓延している時には不要な外出を避けることにより、ウィルスの付着した物を触る可能性が減るだけでなく、感染者の飛沫物が衣類等に付着することも防げます。感染の疑いがある場合の濃厚接触も避けるようにしましょう!

接触感染対策
  • 手洗い・アルコール消毒をこまめに行う
  • 次亜塩素酸ナトリウムを使用したドアノブ等の消毒
  • 不要な外出を避ける
  • 感染の疑いがある場合の濃厚接触は避ける

ウィルスの感染経路④【経口感染】

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経口感染とは、汚染された水や病原菌に感染した動物を食べたりして感染することです。食中毒がよく知られていますね。

他にも、感染者が食べたものや触ったものを口に含むことによって感染する例があります。また、介護や赤ちゃんの糞便の処理によっても感染する可能性があります。

多くは発展途上国でみられますが、日本でも経口感染をするウィルスは存在しています。

経口感染するウィルス
  • ノロウィルス
  • ロタウィルス
  • A型肝炎ウィルス
  • etc…

【ウィルス対策】経口感染を防ぐために

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経口感染するウィルスの厄介なところは、ノンエンベロープウィルスと呼ばれるアルコール消毒が効果を発揮しないウィルスがいることです。

具体的には、ノロウィルス・ロタウィルス・A型肝炎ウィルスなどですね。ノンエンベロープウィルスは「次亜塩素酸ナトリウム」もしくは「酸性のアルコール消毒液」を使用することにより消毒することができます。

アルコール消毒に関しては「ウィルスに対するアルコール消毒の効果」の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください!

他にも、石鹸による手洗いをすることによって手に付着したウィルスや菌を洗い流すことができるので有効といえるでしょう。

「生もの」の摂取にも気を付ける必要があります。十分に加熱してから摂取する、生水は摂取しないといった対策をとるだけでも食中毒のリスクは減らせます。

海外旅行をする際には、その国はどんな水質なのかを知ることが重要です。日本のような水道水が問題なく飲める国は稀だということを知っておきましょう!

赤ちゃんが感染した場合の糞便の処理をする際は、マスク・ゴム手袋の着用をして、処理後は手洗いをきちんと行うようにしましょう。

経口感染対策
  • 次亜塩素酸ナトリウム液を使用した食器類の消毒
  • 手洗い・酸性のアルコール消毒液を使った除菌・消毒
  • 生水の摂取を避ける・十分に加熱して摂取する(肉・魚介類)
  • 感染者の糞便の処理にはマスク・ゴム手袋を着用する

感染経路だけでなくウィルスの種類にも注目しよう

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感染経路も大切ですが、どういったウィルスに対処していくのかも重要になります。例えば、ノロウィルス対策をしたいのにアルコール消毒をしても効果がありません。

結核菌の対策をしたいのに一般的に市販されているマスクを着用しても効果が望めない、といった具合です。

感染経路だけでなく、対策したいウィルスの特長を知ることにより、より確実な対策を練ることができます。

具体的には、新型コロナウィルスはエンベロープウィルスだからアルコール消毒が有効だ!飛沫感染・接触感染をするから人混みを避けよう!といった対策を講じることができますね。

感染経路を断つために大切な事

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難しい事はありません。普段からできることをやっていけばいいだけです。石鹸を使った手洗いやうがい、カゼっぽいかな?と感じたらマスクを着用して人混みを避ける。

これだけでも感染が拡大する可能性は大きく減ります。部屋の換気もこまめにすると効果的ですよ!

また、感染が拡大している状況下では、不要不急の外出は避けるべきです。家族総出でスーパーへの買い物、「自分は大丈夫だろ」という謎の自信からくる外出は感染拡大の原因を招いているので避けたいですね。

まとめ

ウィルスは様々な経路で感染してきます。空気感染・飛沫感染・接触感染・経口感染ですね。また、ウィルスの種類によって感染経路が変わり、ウィルスの種類によって対策の仕方が違います。

こうして見ると「やることが多そうで面倒だなぁ」と感じてしまいますが、ウィルス対策は単純です。

石鹸を使った手洗い・花粉やほこり対策にマスクの着用・加熱調理・水道水かミネラルウォーターを飲む、よく考えると普段から何気なくしていることですよね。これだけでも十分ウィルス対策になります。

ウィルスが蔓延している時には、不要不急の外出を避けることで感染拡大を抑えることができます。「自分は感染してないから大丈夫」ではなく、「感染拡大を防ぐためにどうしたらいいか」を考え直す必要があるのではないでしょうか。

感染拡大を防ぐことは周りのためでなく、自分自身や家族が感染する可能性を減らすことのできる大きなメリットがあることを忘れないようにしましょう。

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