津波

津波により想定される6つの被害を東日本大震災の体験談と共に紹介

津波は何でも飲み込んでしまう恐ろしい自然災害です。その破壊力は町を1つ壊滅させるほどです。日本は海に囲まれた島国なので、これから先も津波による被害は起きるでしょう。

この記事では、少しでも津波による人的被害を減らすため、津波によって起こり得る被害を6つ紹介しています。

僕自身が実際に経験したことや目の当たりにしてきたことを紹介しているので、現実に起こることとして対策を練る際の参考にしてもらえると幸いです。

過去に津波による被害がない地域でも、これから先津波による被害が起こる可能性はあります。想定外の事態でも対処できるよう、当記事を役立ててください!

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【津波により想定される被害①】建物の全壊・流出

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木造の一般住宅であれば、津波の高さが2mを超えると破壊・流出すると言われています。津波に強い鉄筋コンクリートのビルでさえ、20mを超えると倒壊の可能性があります。

僕の住んでいた町では15mを超える津波が襲いました。その結果、学校や大型の施設以外はすべて流されてしまいました。町で一番大きな商業施設ですら更地になっていたくらいです。

大規模な津波が襲てきた場合、住宅の被害が最も多いものとなるでしょう。こればかりは対策のしようがありません。それほど津波の威力は凄まじいものだと感じました。

津波による被害が予想される地域では、津波による家屋の全壊・流出は視野に入れておくべきでしょう。

【津波により想定される被害②】浸水

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大規模な津波ではないにしろ、浸水という被害が発生する可能性はあります。特に近隣の海面より低い土地である海抜ゼロメートル地帯は、排水が困難なため津波の水が抜けるまで時間がかかるでしょう。

津波の厄介なところは「海水」だということです。住宅の柱や畳などを腐らせてしまうので、住宅として使用できなくなるケースもあります。

また、畑や田んぼに海水が流入すれば作物が全滅するだけでなく、土地が海水を吸ってしまうので畑や田んぼとして使用できなくなってしまうのです。塩害というやつですね。

【津波により想定される被害③】津波火災・爆発

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津波は水だからむしろ消化してくれるんじゃ?と感じるかもしれませんが、津波が原因で火災や爆発が起こることがあります。

津波により車のガソリンやプロパンガス、石油といった可燃物が海面に漂っているので、車の電気系統がショートした際に発生するスパークがもとで引火する可能性があります。

実際に避難場所であった学校に津波が押し寄せた際、体育館で爆発が起こりました。宮城県の気仙沼市では津波火災が起こりましたね。

【津波により想定される被害④】漂流物

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津波はいろいろなものを飲み込んでいきます。建物だけでなく車や大型の船まで陸地に上げてしまうほどです。そんなものが人に激突でもしたら・・・。考えたくもないですよね。

漂流物は津波が過ぎ去った後にも大きな爪痕を残します。漂流物により道路が封鎖されてしまえば復旧作業の妨げになってしまいます。

プロパンガスのボンベから漏れ出したガスが辺り一帯に流出することにより、爆発が起こる危険があるでしょう。

また、自動販売機荒らしや金庫破りを行うといった治安の悪化もありますね。いずれも、東日本大震災で実際に起こった事です。

【津波により想定される被害⑤】津波に人が巻き込まれる

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東日本大震災では死者・行方不明者合わせて1万8000人を超えました。死因の9割は溺死となっています。

車が渋滞している所に津波が襲ってきた、足腰が弱っていたため避難が間に合わなかった、津波が引いた後に様子を見き第2波に飲まれた、といったケースがありました。

他にも、指定された避難場所に津波が押し寄せ、避難所にいた人が犠牲になった場合もあります。

朝顔を合わせたばかりなのに数時間後には会えなくなってしまう。自然災害だからといって納得できるものではありませんよね。

【津波により想定される被害⑥】生活の破綻

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津波により今までの日常が破綻してしまうこともあります。住む場所がなくなってしまうこともあれば、お金が無くなってしまうこともあります。

中には職場自体がなくなってしまったり、先が見通せないため解雇となり収入がなくなってしまうこともあるでしょう。

家族全員が亡くなり、一人だけ残ったというケースもありました。津波は人の人生を狂わせることもあるのです。

まとめ

自然は時に人の人生を奪ったり、人生を破綻させる残酷な一面をもっています。犠牲が少しでもなくなるためには、早めの避難が重要になります。

「今まで津波による被害はないからこれから先も大丈夫でしょ」と考えるのは非常に危険です。想定外の事態というのはやってくるものです。

僕自身、まさか津波で家を失う経験をするとは思いもしませんでした。被災するまでは地震のニュースを見ても、どこか他人事のように見ていたのです。

今回は津波による被害を実際に経験、目の当たりにしたことを紹介してきました。この経験がこれから先起こるかもしれない津波から、少しでも犠牲者を減らせれば幸いです。

【東日本大震災での被災経験】津波から避難する際の3つのポイントこの記事では、実際に東日本大震災で被災した経験をもとに、津波から避難をする際のポイントを3つ紹介しています。他にも、避難に役立つ知識を紹介しているので、避難場所・避難経路を決めるのに役立つ内容になっています。...
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